【連載】寛和久満夫の深読み科学技術政策(第114回)

なぜ、NIH予算は多いのか

(2016.04.19 00:00)1pt
寛和久満夫=科学ジャーナリスト

 ライフサイエンス分野の研究者と話をしていると、よく話題になるのが、米国の健康・医療分野の研究開発投資の大きさである。米国立衛生研究所(NIH)の年間予算はだいたい320億ドル(約3兆4000億円)程度で、日本の約3000億円程度と比べると約11倍の規模である。しかも、日本では大学や独立行政法人の運営費交付金が減少し続け、また製薬企業からの寄付金なども減少している。にもかかわらず、財務省などは同等レベルの成果を求め、達成できないのであれば、予算を削ろうと虎視眈々と狙っている。こうした彼我の差を見るにつけ、「競争は厳しいものの、その研究環境などは羨ましい」と話す研究者は多い。

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