訃報、土井脩医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団理事長

(2020.01.04 20:00)

 元厚生省大臣官房審議官で、医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団理事長の土井脩氏が、2019年12月29日に逝去した。享年76歳。通夜式は1月7日18時から、告別式は8日10時30分から、埼玉県川越市連雀町の蓮馨寺で行われる。喪主は妻の史子さん。

 土井氏は、1969年東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了、同年国立予防衛生研究所入所。79年厚生省(当時)に入省し、90年同省薬務局審査第一課長・新医薬品課長、92年同安全課長、94年同麻薬課長、95年医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構審議役を経て、96年厚生省大臣官房審議官(薬務担当・医薬安全担当)に就任。2001年まで審議官を務めた。その後、医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構理事、医薬品医療機器総合機構(PMDA)理事、日本公定書協会(現医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団)専務理事を経て、2007年に理事長に就任した。

 厚労省入省当初は医薬品の審査官を務め、薬系技官として主に医薬品の審査と安全対策関連の行政に関わった。1985年に始まった日米MOSS協議には厚生省の担当者として参加。90年に始まった日米欧医薬品規制調和会議(ICH)には新医薬品課長として携わり、審議官時代には、新薬審査体制の強化(審査センターの創設)や、市販直後調査制度の導入などを実現させた。PMDAでは薬害教育に力を入れ、公定書協会では研修事業に取り組んだ。

 また、厚労省を退職してからは、“物言うOB”として厚労行政に対する批判や提案を情報発信し続けてきた。2016年1月から2019年12月まで4年間計48回にわたり、日経バイオテクに連載「厚労行政を切る」を執筆いただいた。

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 ご冥福をお祈り申し上げます。

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