相次いで発表されている新規のCRISPR/Casシステムについて俯瞰する

 ここ最近、新規のCRISPR/Casシステムが立て続けに報告されている。特に多いのは、一般的に使用されているSpCas9のPAM配列(5’-NGG-3’)とは異なるPAMを持つCas蛋白質についての報告だ。こういった論文が重宝されるのは、異なったPAMを持つだけで標的にできるゲノム領域が大きく広がるという単純な理由がある。さらにこれらのCasの中には、特殊な機能を持つものがあることも分かってきており、今後はさらに新規Casの開発競争が激化することだろう。そこで今回は、乱立している新規Cas研究についてまずいったん整理した上で、代表的なものを幾つか紹介していきたい。今この理解を放置してしまえば、すぐに追いつけなくなるぐらいのスピードなのである。

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