RITE乾氏、「原油に頼らず糖から芳香族化合物を生産する系を実用化する」

 「バイオマスから価格や価値の高い芳香族化合物を得る生産系の実用化を目指したい。我々のプロセスは芳香族化合物が持つ生物への毒性に影響されず、原油由来製品の製造コストと同等以下であることが期待できる」──地球環境産業技術研究機構(RITE)バイオ研究グループ主席研究員の乾将行氏らは微生物を使った非増殖型物質生産系の開発を進めており、最近、糖からフェノールを高い収率で生産できる系の開発に成功した。乾氏にこれまでの経緯と今後の展望について聞いた。「芳香族化合物を作る基本経路であるシキミ酸の生産性が現状で既に141g/L、対糖収率51%で、あえて48時間で止めているのに今の段階でこれだけの能力があることは、有望と感じてもらえる結果ではないか」と乾氏は言う。

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