【GreenInnovation Vol.332】

「NGS現場の会」で仙台に900人、つくば市で新植物育種技術(NPBT)の野外試験相次ぎ始まる

(2017.05.25 08:00)
河田孝雄

 1カ月ぶりにGreenInnovationメールでお目にかかります、日経バイオテク編集の河田孝雄です。原則として第4木曜日のGreenInnovationメールを担当しております。

 今週は月曜日(2017年5月22日)から水曜日(5月24日)まで、仙台市で「NGS現場の会 第5回研究会」が開催され、900人ぐらいが参加したもようです。

 昨年夏に特集記事を取りまとめて以降、新たな会社の設立など、技術革新を反映しためまぐるしい動きがあることがよく分かりました。農作物の育種や生態学でNGSを活用した成果の発表も多数ありました。NGSを用いたゲノム解読でも、ゲノムの標的部位を認識できるCRISPRの活用が進んでいます。記事に反映してまいります。

(2016.07.14)【NGS特集連動2】
JSPS、Oxford社のNGS「MinION」の技術講習会が東大柏で開幕
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/07/14/01135/

日経バイオテク2016年7月11日号
特集○次世代シーケンサーの新展開
ロングリードNGSが威力を発揮、ハイエンドとモバイルの2極化進む
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/report/theme/16/07/06/00027/

日経バイオテク2017年5月15日号
特集○ゲノム編集技術の最新動向
3000円で始められるCRISPR、有用生物の育種・改変が加速
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/082400016/051000025/

 環境分野では、先週、理化学研究所の横浜で開催された第14回NC-CARP産学連携コンソーシアム(植物科学、合成生物学、バイオリファイナリー)も盛会でした。

(2017.05.22)
NC-CARP産学連携コンソ、理研横浜で開催の第14回に70人近く参加
神戸大の近藤昭彦センター長と理研CSRSの持田恵一TLが講演
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/17/05/22/02726/

 最後に、先月と今月、新植物育種技術(NPBT)を活用して育種を進めている作物の野外試験が、つくば市にある農研機構にて始まったことを紹介します。

 4月下旬のエピゲノム編集ジャガイモの栽培が始まったのに続き、5月23日に予定通り、CRISPRイネの田植えが行われました。ゲノム解読とゲノム編集の革新技術を反映した育種が成果を挙げています。

 2件とも、2017年2月13日に環境省と文科省が開催した「研究開発段階の遺伝子組換え生物等の第一種使用規程の申請に係る学識経験者からの意見聴取会合」(平成28年度第1回)で審議された計画です。

(2017.05.15)
農研機構、筑波の隔離ほ場で5月23日にCRISPRゲノム編集イネを田植え
5月13日の説明会に20人近く参加、エピゲノム編集ジャガイモは4月に開始
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/17/05/15/02692/

(2017.04.21)
弘前大と農研機構、世界初の接ぎ木エピゲノム編集ジャガイモ
野外栽培試験を4月26日から筑波で開始
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/17/04/21/02626/

農業・食品産業技術総合研究機構【プレスリリース】(お知らせ)
平成29年度遺伝子組換えイネの第一種使用等(※)による栽培に関する実験計画書の公表及び説明会の開催
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nias/075170.html
弘前大学【プレスリリース】
新育種技術による改良ジャガイモ:野外栽培試験の開始へ
http://www.hirosaki-u.ac.jp/26901.html

(2017.02.15)
文科省と環境省、組換え生物等第一種使用規程で初めてCRISPR意見聴取
農研機構がシンク能改変イネの隔離圃場試験へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/17/02/15/02304/

 毎月第2・第4木曜日に配信している日経バイオテクGreenInnovationメールに掲載している記者や専門家によるコラムを掲載します。

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