【機能性食品 Vol.362】

日本新薬と小川香料が初の機能性表示食品、バコパエキスとウィンターセイボリー

(2018.12.14 09:30)
河田孝雄

 定例の保健機能食品のアップデイトです。

 この1週間では、機能性表示食品が18件追加されました。

 先週金曜日(2018年12月7日)に8件(届出番号:D232からD239)、今週水曜日(12月12日)に10件(届出番号D240からD249)、消費者庁が公表しました。

 今回は、新規な機能性関与成分が2つ登場しましたので、紹介します。

 1つめは「バコパサポニン」。

 日本新薬の初めての機能性表示食品であるサプリメント「記憶の小箱」(届出番号:D235、届出日:2018年10月16日)の機能性関与成分です。

 「バコパサポニンには、認知機能の一部である記憶力(加齢により低下する日常生活で見聞きした情報を覚え、思い出す力)を維持する機能があることが報告されている」旨を表示します。

 バコパサポニンは、インドの伝統医学アーユルヴェーダで利用されていたハーブの一つで、認知機能改善効果がある素材として知られていました。バコパサポニンは、フィリピンでは、葉はサラダとして生食され、スープの具材やピクルスに利用されているとのことです。

 日本新薬では、機能表示食品制度が始まったころから、製品化の検討を始めたようです。

 届出事項及び開示情報についての問い合わせ担当部局は日本新薬の「食品開発研究所ヘルスケア開発課」です。

 販売開始予定日は「2019年1月11日」と記載されていますが、実査しの販売開始予定は未定とのことです。

 2つめは「ウィンターセイボリー由来カルバクロール、ウィンターセイボリー由来チモール」。

 小川香料の初めての機能性表示食品である「ハーブドリンク」(D238、2018年10月17日)の機能性関与成分です。

 「ウィンターセイボリー由来カルバクロール、ウィンターセイボリー由来チモールは、肌寒く手足の体表温が徐々に低下していく環境下において、体(末梢)をあたたかく保つ機能があることが報告されている」旨を表示します。

 「カルバクロール、チモールは、口腔や消化器の求心性神経の自由神経終末に発現しているTRPA1イオンチャネルを経て、司令塔としての中枢神経系に情報を伝える」など、「作用機序に関する説明資料」に記載されています。

 この成分は、欧米でも香料として利用されているようです。

 届出事項及び開示情報についての問い合わせ担当部局は小川香料の「マテリアル開発センター」です。

 販売開始予定日は「2019年8月1日」と記載されています。半年以上先の日付ですね。

 原則毎週金曜日に配信している日経バイオテク機能性食品メールに掲載している記者によるコラムを掲載します。

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