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 定例の保健機能食品のアップデイトです。

 この1週間では、機能性表示食品が9件追加されました。

 先週金曜日(2018年11月30日)に3件(届出番号:D223からD225まで)、今週水曜日(12月5日)に6件(D226からD231まで)でした。

 このうち、機能性関与成分としての新規は、森永乳業の血圧高め対策サプリメント「フラットケア」(届出番号:D228、届出日:2018年10月12日)に配合されている「トリペプチドMKP(メチオニン-リジン-プロリン)」です。

 「トリペプチドMKP(メチオニン-リジン-プロリン)には、高めの血圧(収縮期血圧)を下げる機能が報告されている」旨を表示したサプリメントを2019年4月1日から販売開始する予定です。

 製造は、アリメント工業の富士市の工場で行います。

 機能性食品成分のACE阻害ペプチドの事業化動向につきましては、今月発行の「日経バイオ年鑑2019」の項目「機能性ペプチド」にまとめました。

 以下に一部を紹介します。

 2018年10月24日許可時点で「ペプチド」という文言を含む機能性成分を関与成分とする特定保健用食品(トクホ)は74品目ある。

 血圧を下げるACE阻害ペプチドのトクホ(特定保健用食品)の中で、最も商品化が広がっているのは仙味エキスのサーデンペプチド。このペプチドを関与成分とするトクホは58品目。

 ACE阻害ペプチドを海外でも展開している旧カルピス(2012年10月に味の素傘下からアサヒグループホールディングス傘下になり、2016年1月の改組で誕生したカルピスは別会社)の「カルピス酸乳/アミールS」(有効成分はラクトトリペプチド:LTP)を関与成分とするトクホは9品目。そのうち販売中の2品目は、カルピスに替り、アサヒ飲料が2016年2月にトクホ表示許可を取得し直した商品だ。

 トクホの関与成分として認められたACE阻害ペプチドは、サーデンペプチド、LTPの他に7種類ある。トクホ品目数の多い順に、KISCO・サントリーのゴマペプチドが2品目、理研ビタミンのワカメペプチドが2品目、白子の海苔オリゴペプチドが2品目、アピのローヤルゼリーペプチドが2品目、キッコーマンの大豆ペプチドが1品目、キリンビバレッジのイソロイシルチロシンが1品目。このうち最新は、大豆ペプチド。キッコーマンは2013年9月にトクホしょうゆ「まめちから 大豆ペプチドしょうゆ」を発売した。

 ここまでが日経バイオ年鑑とりまとめの内容の一部です。

 さて、森乳の今回の届け出で興味深い点をもう1つ、紹介します。

 同じ機能性関与成分を含むサプリメント「ペプチドEX」を、森乳は06年から販売していて、2017年までに年1万箱近くの販売実績があると、届出資料のうちの「安全性情報」に記載があります。

 特に興味深いのが、1日目安量・1袋当たりのトリペプチドMKPの配合量です。

 販売実績が10年以上のペプチドEXでは1200μgなのに、今回届け出たフラットケアは100μgのようです。配合量が12分の1と計算できますね。

 ペプチドEXは粉末清涼飲料、フラットケアは水溶性カプセル製剤という形状の違いも紹介しておきます。