【機能性食品 Vol.312】

湧永製薬とオハヨーバイオテクノロジーズが初の機能性表示食品

機能性関与成分は湧永がカネカ還元型CoQ10、オハヨーがロイテリ菌
(2017.11.24 08:00)
河田孝雄

 恒例の「機能性表示食品制度届出データベース 届出情報の更新」をです。この1週間では11月17日(金)と21日(火)に更新がありまして、届出番号「C247」までの届け出受理が公表されました。この1週間で11件増えました。この1週間で撤回が増えていなければ、有効な届け出件数の総数は、1127件になったと計算できます。

 この1週間の届け出更新で、機能性表示食品の届け出受理が初めて公表された注目企業として、湧永製薬とオハヨーバイオテクノロジーズの届け出を紹介します。

 湧永製薬の初の機能性表示食品は「キョーリック 還元型コエンザイムQ10」(届出番号:C238、届出日:2017年9月26日)です。「還元型コエンザイムQ10は、日常の生活で生じる身体滝な疲労感の軽減に役立つことが報告されている」旨を表示します。還元型CoQ10素材を供給しているカネカが行った研究レビューを、そのまま利用しているようです。

 湧永製薬は、熟成ニンニク抽出液(AGE)を主成分とする「Kyolic」ブランドのサプリメントを米国などで展開しており、10を超える商品の中には、CoQ10を配合したものもあります。日本では2017年1月にKyolicを発売しました。

(2016.12.07)
湧永製薬、熟成ニンニクサプリ「Kyolic」を日本で新発売
米国でニンニクサプリシェア6割、機能性表示食品にも展開へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/12/07/01989/

 今後、AGEを機能性関与成分とする機能性表示食品の届け出に期待します。

 ニンニクの成分を機能性関与とする機能性表示食品としては、健康家族の「伝統にんにく卵黄(31粒入り・62粒入り)」(A54、2015年6月3日)があります。「GSAC(γ-グルタミル-S-アリルシステイン)が含まれるので、血圧が高めの方に適した機能がある」旨の機能性表示を届け出しました。

 健康家族は2017年7月11日に、届出資料のうち別紙様式Ⅲ-3「原材料及び分析に関する情報」の添付資料を修正したと記録されています。リンク先のPDFを確認したのですが、どこが修正されたのかは分かりませんでした。

 もう1つ初の企業を紹介します。2017年4月に設立されたばかりのオハヨーバイオテクノロジーズ(東京・千代田)の乳酸菌含有食品「ロイテリ お口のサプリメント」(C247、2017年9月30日)です。生きたロイテリ菌(L.reuteri DSM17938株)を2億個含有したサプリメント。スウェーデンBaiogaia社のロイテリ菌です。2018年2月から自社の通販サイトで発売開始する予定です。

 「口腔内フローラを良好にするロイテリ菌は、歯ぐきを丈夫で健康に保つ機能が報告されている」旨の機能性を表示します。

 このロイテリ菌の機能性表示食品は、オハヨー乳業が「ロイテリヨーグルト」を2017年9月から発売しています。オハヨー乳業とオハヨーバイオテクノロジーズは共に、日本カバヤ・オハヨーホールディングスグループの事業会社です。

(2017.08.18)
【機能性食品 Vol.299】
オハヨー乳業のロイテリ菌、東海漬物のQ-1乳酸菌、吉野家が3件品揃え
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/mag/foodmail/17/08/18/00112/

 原則毎週金曜日に配信している日経バイオテク機能性食品メールに掲載している記者によるコラムを掲載します。

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