【機能性食品 Vol.298】

中国はすごい、トルコもすごい、エピジェネは微妙

大豆、サクランボ、イチジク、トマト、ジャガイモ
(2017.08.04 13:00)
河田孝雄
画像のクリックで拡大表示

 まずは、機能性表示食品のアップデイトから。この1週間での更新は、7月28日(金)と8月1日(火)、8月2日(水)の3回でした。2017年度のCシリーズは108件になりまして、有効な届け出件数は1000件を超えました。

(2017.08.02)
機能性表示食品の有効届け出が1000件を突破
トクホ品目数1093との差は90に
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/17/08/01/03038/

 上記の記事は、8月1日15時頃に消費者庁が公表したデータをもとにまとめました。8月2日にも更新されましたが、今年度のCシリーズは「C108」までということを確認しました。C108の届出日は「2017年6月7日」です。

 今日(8月4日、金曜日)は日本モンサントが茨城県で開催している「遺伝子組換え作物見学およびトウモロコシ試食会」に参加しています。

 大豆の輸入量が、中国は日本の15倍と聞いて、14億人の食料を確保している中国はすごいのだと、改めて思いました。

 一昨日(8月2日)の山形におけるオウトウ(サクランボ)の取材では、中国では年70万tものサクランボが生産され、国内で消費されているとうかがいました。

 サクランボの生産量の多い国は、次いで、50万tのトルコ、30万t弱の米国とのことです。日本は2万t弱。

 今週月曜日(7月31日)に福岡県で取材したイチジクは、世界で年100万t強が生産され、世界最大の生産国は、年30万tのトルコのようです。

 記事とりまとめに関連してトマトの数字も、改めて少し調べてみましたら、中国の生産量は年5000万tを超えていて世界トップ。2位のインドの3倍、3位の米国の4倍、4位のトルコの5倍ぐらいのようです。日本は中国の70分の1程度とのことです。

 今回のメールでは、最後に、エピジェネティクスの話題もお届けします。

 決まった場所で生き残ることを求められる植物は、ヒトなどに比べて、高度なエピジェネティクスの機構を持っています。弘前大学のジャガイモなど、エピジェネティクスを活用した育種も成果を挙げています。

 それとは別に、今週火曜日(8月1日)に、エピジェネティクス関連の論文のねつ造や不正について、東京大学が記者会見を開きました。記者会見には出られなかったのですが、夕方に発表資料を確認しました。

 多比良和誠さん、加藤茂明さん、小保方晴子さん、そして今回の渡邊嘉典さんと、論文不正関連では、エピジェネティクス関連が多いように感じています。

 ゲノム情報のようなデジタル情報とは異なり、微妙な解析が多いことが原因では、と思います。

東京大学 記者会見「22報論文の研究不正の申立てに関する調査報告」の実施について
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_290801_j.html

 原則毎週金曜日に配信している日経バイオテク機能性食品メールに掲載している記者によるコラムを掲載します。

PR・告知製品・サービス一覧人材・セミナー・学会一覧