【機能性食品 Vol.270】

賀詞交歓会に500人、機能性表示食品の届け出は年内に累計1000件へ

2015年度は12カ月で300件、2016年度は8カ月で300件
(2017.01.13 08:00)
河田孝雄
バイオ賀詞交歓会
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JADMA賀詞交歓会の川口次長
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 まずは恒例の機能性表示食品の届け出受理の公表のアップデイトから。この1週間では、2017年1月6日(金)と1月12日(木)に更新がありまして、新たに13件が公表され、2016年度のBシリーズが312件になりました。最新の届出番号「B311」と「B312」の届出日は2016年11月18日ですから、制度2年目の2016年度は、9カ月足らずで300件突破になりました。制度の初年度である2015年度は12カ月で302件(総数310件から、撤回の8件を除いた件数です)でしたので、2016年度は2015年度比で届け出件数が1.3倍に増えました。

 このペースで増えていくと、2017年中にも1000件に到達しそうです。

 特定保健用食品(トクホ)では、疾病リスク低減の葉酸のトクホについて進捗がありました。こちらは次の報道記事にて、ご覧ください(第2段落以降は、読者限定です)。

(2017.01.13)
制度化から12年、申請から10年、葉酸のトクホが実現へ杏林製薬「ピュアカム葉酸」の安全性評価書を食安委がパブコメ
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/17/01/12/02144/?n_cid=nbpbto_mled_fd

 さて次は、年初恒例の新春賀詞交歓会です。

 先週金曜日(1月6日)に開催された日本通信販売協会(JADMA)の賀詞交歓会には500人ほど、今週水曜日(1月11日)に開催されたバイオインダストリー協会(JBA)など12団体が共催するバイオ関連団体合同賀詞交歓会には530人ほどが参加しました。

 JADMAはマーケティング志向、バイオ関連団体は技術志向と方向性は大分異なりますが、来賓あいさつの最初の方が、経済産業省の役人であるという点で共通しています。

 JADMAの来賓あいさつは、最初に経済産業省商務情報政策局の小瀬達之審議官が行い、第4次産業革命の実現に注力すること、昨年立ち上げたマシンインテリジェンス研究会の報告書を近く公開することなどを話し、2025年の万国博覧会を大阪に誘致することへの協力も呼び掛けました。

 次いで消費者庁の川口康裕次長が来賓あいさつを行い、機能性表示食品の届け出受理公開が600件を超えたこと、届け出者の所在地が32都道府県にまで広がったことなどを紹介し、消費者庁が7月を目途に徳島に創造オフィスを設置することが決定したことも話しました。創造オフィスの仮称は「消費者行政新未来創造オフィス」のようです。

 なおJADMAは賀詞交歓会への参加費を3000円から5000円へと今年値上げしました。

 一方、バイオ関連団体の来賓あいさつは、まずは経産省の中川俊直大臣政務官が行いました。第4次産業革命、2020年の東京オリパラ、2025年の大阪万博誘致についてコメントし、バイオと情報技術(IT)との融合に期待していると話しました。続いて衆議院議員である細田博之・自民党総務会長と参議院議員の宮澤洋一・自民党税制調査会長があいさつを行いました。

 これに続いて、JBAが30周年記念事業として新設すると賀詞交歓会開催の前日の1月10日に発表した「バイオインダストリー大賞」と「バイオインダストリー奨励賞」について、それぞれの選考委員長を務める相澤益男・東京工業大学名誉教授と、阿部啓子・東京大学大学院特任教授が、賞の狙いと期待について説明しました。

 大賞の対象者は個人または少人数のグループ、組織です。自薦、他薦を問いません。授賞は1件で、副賞は300万円です。

 奨励賞の対象者は大学や研究所研究者で45歳未満の方で、他薦で募集します。授賞件数は10件以内で、副賞は1件当たり30万円です。

 原則毎週金曜日に配信している日経バイオテク機能性食品メールに掲載している記者によるコラムを掲載します。

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