【機能性食品 Vol.261】

コカ・コーラ本社移転、小林香料HMB、キッセイ薬品販売中止、マルハニチロω3

(2016.11.04 13:00)
河田孝雄
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 原則として毎週金曜日に「日経バイオテク/機能性食品メール」をお届けしております日経バイオテクの河田孝雄です。

 この1週間は、特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品などの保健機能食品、病者用食品などの特別用途食品の関連で注目発表が相次ぎました。

 まずは、機能性表示食品の届け出受理の公表のアップデイトから。

 2016年10月28日に消費者庁が2件の届け出受理を公表しまして、合計479件になりました。2016年4月から始まったBシリーズ176件と、2015年度のAシリーズの303件(310件から、撤回の7件を除いた件数です)の合計です。

 日本コカ・コーラの今回の6件の届け出資料で、連絡先電話番号が以前のものと異なることに気が付きまして、電話しましたところ、この2016年7月25日に本社ビルが移転して、電話番号が変わったとのことでした。渋谷の本社ビルを建て替えるため、7月25日までの2年間ほど、六本木に本社機能を置いていたのです。

 以前の届け出は、六本木の電話番号のままでして、現在となっては電話がつながりません。自動の移転先番号案内もありませんでした。一般国民に向けての情報公開ですから、このようなアップデイト情報も、迅速に反映できるような仕組みを望みます。

(2016.10.31
コカ・コーラの機能性表示第6弾は、森下仁丹の素材配合の緑茶
届け出の問い合わせ担当部局電話番号は渋谷新社屋の代表
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/10/30/01784/

 小林香料が届け出たHMBの研究レビューなどの資料も拝見しまして、充実した内容のように感じました。

(2016.10.31)
「筋サポート」機能性表示食品、味の素ロイシンに続く第2弾素材はHMB
小林香料が2012年事業化HMBのパウダーを自ら消費者向けに販売
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/10/30/01785/

 今月(2016年11月)に入ってから、トクホや特別用途食品の調査結果について、消費者庁が重要な発表をしました。いずれも、9月の日本サプリメントのトクホ取り消しが契機となった成分調査と関連しています。

 11月1日には、トクホのほうでは、販売中の366品目のうち359品目については、トクホの関与成分量は適切という報告が発表されました。一方、特別用途食品の病者用食品では、キッセイ薬品工業が規格値を超過していたため、販売を中止しました。

 トクホは2016年10月20日の4品目許可により現在は合計1274品目ですが、9月27日時点で1271品目のうち実際に「販売中」だったのは、366品目。1271品目の28.8%に相当します。失効予定品目数は196品目と集計されました。差し引くと、トクホの品目数1100を切ることになります。

 実際に販売しているトクホがどのくらいあるのか、これまで分からなかったので、今回消費者庁が公表した資料は、記事とりまとめでとても参考になります。

(2016.11.02)
トクホ1271品目のうち販売中366品目は関与成分量が適切、ただし7品目は分析中
消費者庁が成分調査結果を公表、201社中2社は連絡先不明
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/11/01/01796/

(2016.11.02)
トクホの「販売中」比率、東洋新薬19%、ヤクルトG34%、花王33%、味の素G11%
モンデリーズ9%、ロッテ15%、アサヒ36%、伊藤園45%、サントリー44%、明治30%
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/11/02/01798/

 イオン限定で今年7月から販売されているという、花王の「ヘルシアモルトスタイル」を、大きめのマイバスケットにて見つけましたので、写真を撮りました。

 ただいま編集作業中の「日経バイオ年鑑」とりまとめのため、消費者委員会のここ1年のトクホの答申を振り返りましたが、9割以上飲料ですね。日本コカ・コーラ、サントリー、花王、キリン、アサヒの申請が相次いでいます。

 11月2日には、11時からの消費者庁長官の定例記者会見で、特別用途食品の成分調査の結果が発表されました。この1時間前に、キッセイ薬品工業が販売中止のプレスリリースを出しました。該当の2商品について、キッセイ薬品が特別用途食品を取り下げます。

(2016.11.02)
キッセイ薬品、病者用食品「げんた」シリーズの一部を販売中止
蛋白質の含有量が消費者庁許可の製品規格値を超過
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/11/02/01802/

 最後に、魚油・ω3の学会発表について、マルハニチロと産総研がプレスリリースを出しました。日本時間生物学会には、生命科学の実力研究者が多数、参加していますね。今年は名古屋での開催です。

(2016.11.02)
マルハニチロと産総研、魚油の摂取は朝が効果的
第23回日本時間生物学会で発表、ヒト試験で実証へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/11/01/01795/

 原則毎週金曜日に配信している日経バイオテク機能性食品メールに掲載している記者によるコラムを掲載します。

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