【機能性食品 Vol.254】

徳島大の新技術でブタのゲノム編集育種が加速、高知で第12回D-アミノ酸学会

(2016.09.16 17:00)
河田孝雄
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  【日経バイオテク/機能性食品メール】
     【2016.9.16 Vol.254】
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 原則として毎週金曜日に「日経バイオテク/機能性食品メール」をお届けしております日経バイオテクの河田孝雄です。

 昨日まで、第12回D-アミノ酸学会学術講演会の取材で高知におりました。D-アミノ酸が分析できるようになったのは、最近のことでありまして、過去の膨大なアミノ酸関連の研究蓄積を見直していくだけでも、新たな発見が次々と見つかる分野では、と考えております。

 高精度なDアミノ酸分析技術を確立して世界をリードする九州大学薬学研究院創薬科学部門教授の浜瀬健司さんは、地球外試料中のキラルアミノ酸を精密定量した成果も、紹介なさいました。

 浜瀬さんは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のプロジェクトで活躍なさっている薬学博士の代表的存在とうかがっております。

 学会の初日最初の講演も、浜瀬さんが連名でした。慶應義塾大学医学部専任講師の笹部潤平さんの演題「D-アミノ酸を介した腸内細菌叢と宿主の腸内相互作用」で、先々月(2016年7月)にNature Microbiology誌で発表なさった内容が中心だったかと思います(高知空港着9時にて移動したですが、この発表には間に合いませんでした)。

※論文の内容については、慶應義塾のプレスリリースをご参照ください。
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2016/7/28/28-18090/

 次に、機能性表示食品のアップデイトです。昨日(9月15日)公表分までのここ1週間では9件増えまして、2016年4月から始まったBシリーズは124件になりました。2015年度のAシリーズの310件との合計は434件。ただしAシリーズは撤回が少なくとも7件あります。

 最後に、ゲノム編集の新技術による筋肉隆々ブタの話題。徳島大学の成果です。

(2016.09.16)
徳島大、受精卵でブタをゲノム編集できるGEEP法をSience姉妹誌で発表
作製したミオスタチンKOブタは筋肉隆々
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/09/16/01523/

(2016.09.07)
「もう一歩でシンギュラリティー、ぜひ日本が貢献を」とゲノム編集学会で徳島大学の野地学長
350部用意した要旨集は開幕数時間後に品切れ
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/09/06/01468/

 原則毎週金曜日に配信している日経バイオテク機能性食品メールに掲載している記者によるコラムを掲載します。

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