【機能性食品 Vol.249】

丸善製薬がブラックジンジャーで機能性表示、ポリフェノール学会に120人

(2016.08.05 17:00)
河田孝雄
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 原則として毎週金曜日に「日経バイオテク/機能性食品メール」をお届けしております日経バイオテクの河田孝雄です。先々月(2016年6月)から、配信時間を原則、金曜日の午前中としていますが、今日は遅い時間になりました。

 芝浦工業大学の豊洲キャンパスで開かれた第10回日本ポリフェノール学会学術集会で、昼過ぎまで開かれたパネルディスカッション「機能性表示食品の認知と普及」を聴いておりました。

 このパネルディスカッションは、第10回会頭の芝浦工業大学システム理工学部生命科学科教授の越坂部奈緒美さんと、ハウスウェルネスフーズの山本憲朗さんが座長を務めまして、パネリストとして登壇した企業の方は、アサヒ飲料の篠田有希さん、カゴメの相澤宏一さん、ネスレ日本の福島洋一さん、フジッコの難波文男さんでした。同学会の会長(理事長)の板倉弘重さんも、重要と思われる指摘をフロアからたくさんご発言でした。

 昨日と今日の2日間開催された同会への参加者数は120人ぐらいだったようです。

 昨日は、東京ビッグサイトで開かれた第5回日本アントシアニン研究会で「機能性表示食品制度 問われる企業姿勢と学術専門家の役割について」と題したパネルディスカッションが開催されました。座長は、同研究会の会長である早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門研究院教授の矢澤一良さんが務めました。

 同研究会への参加者数は100人弱だったようです。

 昨日(8月4日)午前中には、消費者庁の「機能性表示食品制度における機能性関与成分の取扱い等に関する検討会」の第7回が、都内で開催されました。

http://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/other/kinousei_kentoukai.html

 追って記事とりまとめに反映してまいります。

 さて、今週の機能性表示食品の届け出受理公表は、8月3日(水)に追加されました。2016年度のBシリーズは64件になりました。

 このうち、広島県尾道市の丸善製薬が初めて、機能性表示食品の届け出を行ったことを紹介します。ブラックジンジャー(黒ショウガ)の機能性研究の成果です。

届出番号:B62
届出日:2016/06/02
法人番号:8240001038553
届出者名:丸善製薬
商品名:ブラックジンジャー
食品の区分:加工食品(サプリメント形状)
機能性関与成分名:ブラックジンジャー由来5,7-ジメトキシフラボン

 同社は「ブラックジンジャー由来5,7-ジメトキシフラボンは中高年齢者において加齢により衰える歩行能力の維持に役立つことが報告されている」旨の機能性表示を、新発売のサプリメントで行う予定です。届け出資料には「販売開始予定日:2016年10月3日」と記載されています。

 同社のブラックジンジャーについては「タイ発の抗肥満素材」という記載を見ることが多かったのですが、研究レビューによる表示は「加齢により衰える歩行能力の維持に役立つ」ですね。おもしろいです。

 さて、昨日午前中は、東京農業大学と国立遺伝学研究との包括連携協定の調印式も取材しました。次の関連記事も、ご覧ください。

[2016-7-14]
【NGS特集連動1】東京農大、国立遺伝学研究所との包括協定でゲノム解析連携強化
2017年4月新設の生命科学部にバイオインフォマティクス研究室など新設
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/07/13/01134/

[2016-7-11]
日経バイオテク7月11日号「特集」、次世代シーケンサーの新展開
ロングリードNGSが威力を発揮、ハイエンドとモバイルの2極化進む
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/report/theme/16/07/06/00027/

[2016-8-2]
ファスマック、環境DNAから魚種を判定するNGS解析の受託開始
千葉県立中央博物館の宮部長らの「MiFish」成果を活用
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/08/02/01280/

 それから、ゲノム編集の論文の記事を今日、報道しました。機能性食材の原料ともなる微生物は、DNA2本鎖(2重鎖)を切断するタイプのゲノム編集ツールは、毒性が強いのが問題です。DNA2本鎖を切断せずに、塩基を置換するタイプのゲノム編集ツールは、このような毒性は格段に低いようです。

[2016-8-5]
神戸大の西田特命准教授ら、DNAを切らずに塩基を置換するゲノム編集「Target-AID」をScience誌で発表
本庶佑氏が発見した脱アミド化酵素AIDの成果も活用
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/08/05/01302/

[2015-10-27]
生物工学会、DNAを切らずに塩基を書き換えるゲノム編集技術「TargetAID」を神戸大の西田特命准教授が発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20151026/188152/

 最後に今週火曜日(8月2日)、「日経メディカル」ONLINE版の「記者の眼」コーナーに次の記事を掲載しました。ドローンやクローン、ゲノム編集など最近取材した注目の最先端技術について今週火曜日(2016年8月2日)に紹介しました。全文ご覧いただけます。

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/eye/201608/547728.html

 原則毎週金曜日に配信している日経バイオテク機能性食品メールに掲載している記者によるコラムを掲載します。

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