【機能性食品 Vol.246】

消費者庁が研究レビューの質検証、乳酸菌学会に260人

(2016.07.15 12:00)
河田孝雄
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  【日経バイオテク/機能性食品メール】
     【2016.7.15 Vol.246】
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 原則として毎週金曜日に「日経バイオテク/機能性食品メール」をお届けしております日経バイオテクの河田孝雄です。先月(2016年6月)から、配信時間を原則、金曜日の午前中とさせていただいております。

 まずは恒例の機能性表示食品の届け出公開情報から。この1週間では、2016年7月8日(金)に4件、7月11日(月)に10件、届け出情報が追加公表されました。これで、機能性表示食品の届け出は合計345件になりました。2015年度のAシリーズが310件、2016年度のBシリーズが35件です。ただし、Aシリーズは撤回を6件含んだ数字です。

 この1週間では、「機能性ビフィズス菌BifiX(B.lactis GCL2505)」を機能性関与成分とする江崎グリコの届け出が、特に目立ちました。増えた14件のうち、11件を占めます。

 これで消費者庁が届け出受理を公表した江崎グリコの機能性表示食品の件数は、29件になりました。機能性関与成分別の内訳は、BifiXが24件、GABAが4件、難消化性デキストリンが1件です。

 消費者庁は先週の七夕の日(7月7日)に、2015年度事業で実施した「『機能性表示食品」制度における機能性に関する科学的根拠の検証-届け出られた研究レビューの質に関する検証事業」の報告書を公表しました。

http://www.caa.go.jp/foods/index23.html#report

 この検証事業のワーキンググループの委員長は、東京農業大学地域環境科学部教授の上岡洋晴さん、副委員長は富山大学バイオ統計学・臨床疫学講座教授の折笠秀樹さんが務めました。

 4段階の評価結果のうち最低(不備率が最も高い)の「D」(不備率として、60%以上の研究レビューで不備がある)の項目がたくさんあります。構造化抄録、プロトコールと登録、全研究のバイアス・リスク、エビデンスの要約、などです。

 このような検証の積み重ねが、研究レビューの質の向上に貢献します。

 さてこの1週間の取材・報道では、まず先週土曜日(7月9日)と日曜日(7月10日)に北里大学白金キャンパス(東京・港)で開催された日本乳酸菌学会2016年度大会の話題からお届けします。

 260人が参加しました。乳酸菌のゲノム解読やデータベースの整備でもおもしろい発表がありましたので、とりまとめ進めています。

[2016-7-12]
北里大で開催の乳酸菌学会に260人、若手賞は明治、アサヒ、北里大
2017年は会長の園元謙二・九大教授が玄界灘で開催
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/07/11/01111/

 これと関係しますが、ゲノム解読技術の発展が社会に及ぼす影響についてまとめた特集記事を、日経バイオテク2016年7月11日号に掲載しました。

[2016-7-11]
日経バイオテク7月11日号「特集」、次世代シーケンサーの新展開
ロングリードNGSが威力を発揮、ハイエンドとモバイルの2極化進む
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/report/theme/16/07/06/00027/

[2016-7-14]
【NGS特集連動1】東京農大、国立遺伝学研究所との包括協定でゲノム解析連携強化
2017年4月新設の生命科学部にバイオインフォマティクス研究室など新設
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/07/13/01134/

[2016-7-14]
【NGS特集連動2】JSPS、Oxford社のNGS「MinION」の技術講習会が東大柏で開幕
7月15日は柏で公開シンポ、講習会は次に東大医科研で
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/07/14/01135/

 同じ7月11日号に掲載した連載「機能性食材研究」の第31回でとりまとめたカボチャ(南瓜)でも、中国で進むゲノム解読や、信州大学繊維学部ヒト環境科学研究支援センター遺伝子実験部門准教授の松村英生さんらが進めているRAD-seqの取組みも紹介しました。

[2016-7-11]
日経バイオテク7月11日号「機能性食材研究」(第31回)、カボチャ(南瓜)
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/report/series/16/07/06/00135/

 この他、今週は、花王とサントリーのトクホ茶競争や、SBIホールディングスとRIZAPの協業と機能性表示食品の記事もまとめました。ご覧ください。

[2016-7-13]
トクホ茶競争は次ステージへ、花王は「ヘルシア緑茶a」を7月14日発売
サントリーは「特茶カフェインゼロ」を8月2日発売
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/07/13/01124/

[2016-7-13]
SBIとRIZAPが協業でヘルスケア産業の新時代にコミット
「ALAの知名度を7割に高める」とSBIの北尾吉孝社長、機能性解説は慶大の渡辺教授
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/07/13/01123/

 原則毎週金曜日に配信している日経バイオテク機能性食品メールに掲載している記者によるコラムを掲載します。

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