【機能性食品 Vol.242】

抗加齢医学会で機能性表示食品のシンポジウム、不二製油が驚異の技術でω3市場に参入

(2016.06.17 09:00)
河田孝雄
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 原則として毎週金曜日に「日経バイオテク/機能性食品メール」をお届けしております日経バイオテクの河田孝雄です。今月から、配信時間を原則、金曜日の午前中とさせていただいております。

 まずは恒例の機能性表示食品の届け出公開情報から。この1週間は、届け出情報の新たな公表はありませんでした(2016年6月16日17時時点まで)。317件のままです。2015年度のAシリーズが310件、2016年度のBシリーズが7件です。

[2016-6-10]
【機能性食品 Vol.241】
機能性表示食品のBシリーズが2016年度始まる、
B6は理研ビタミンのクロセチン
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/mag/foodmail/16/06/10/00025/

 一方、機能性食品に関連する大きなイベントや発表がここ1週間でありました。先週土曜日(6月11日)の第16回日本抗加齢医学会総会でのシンポジウムは盛況でした。

[2016-6-16]
抗加齢医学会の機能性シンポ、
消費者庁次長と森下仁丹社長、ファンケル社長、味の素常務、神奈川県知事が登壇
座長は吉川敏一・京都府立医大学長と森下竜一・阪大教授
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/06/16/00933/

 消費者庁次長の川口康裕さんの講演を聴いていて、特定保健用食品(トクホ)の制度はなくなってしまいそうだ、と感じました。存続するには、エビデンス情報の公開や、食品安全委員会や消費者委員会の委員の拡充(適切な人選)が欠かせないのではないでしょうか。

 今週火曜日(6月14日)の不二製油の発表会はおもしろかったです。安定性が驚異的に優れたω3油の製造法を、不二製油が確立したのです。この安定性を実現できた技術内容はよく分かりませんが、付加価値の高いω3市場に不二製油が新規参入するのは、大きなニュースです。事業化を開始する2017年春に、不二製油がBtoBで供給する新素材を配合した食品が、どのくらい商品化されるのか、注目です。この素材のユーザーとなる大手食品企業の方々が会場に大勢お見えでした(ユーザー企業への取材は禁止とされていました)。

[2016-6-15]
不二製油、安定化DHA・EPA素材を世界で初めて来年事業化
主原料は藻類、ビタミンCとポリフェノールで魚臭も防ぐ
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/06/15/00926/

 日経バイオテクの「機能性食材研究」連載では、オキナワモズクを取り上げました。モズクの生活環の解明などにより、養殖技術が確立されました。大量養殖できているのは、沖縄本島のみのようです。単純にゲノムを解読しただけではわからないのですが、養殖に適した環境条件がかなりシビアのようなのです。自然の恵みですよね。

[2016-6-13]
日経バイオテク6月13日号「機能性食材研究」(第30回)
オキナワモズク(本もずく)
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/report/series/16/06/08/00111/

 先週木曜日(6月9日)と金曜日(6月10日)には、東京大学本郷キャンパスで、第20回腸内細菌学会が開かれました。ただいま関連記事とりまとめ中です。

[2016-6-13]
第20回腸内細菌学会に最多の600人、大会長はわかもと製薬
第21回は5年ぶりの神戸、大会長はビオフェルミン製薬
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/06/11/00895/

 原則毎週金曜日に配信している日経バイオテク機能性食品メールに掲載している記者によるコラムを掲載します。

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