【機能性食品 Vol.241】

機能性表示食品のBシリーズが2016年度始まる、B6は理研ビタミンのクロセチン

(2016.06.10 10:00)
河田孝雄
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 【日経バイオテク/機能性食品メール】
    【2016.6.10 Vol.241】
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 原則として毎週金曜日に「日経バイオテク/機能性食品メール」をお届けしております日経バイオテクの河田孝雄です。今月から、配信時間を原則、金曜日の午前中とさせていただいております。

 まずは恒例の機能性表示食品の届け出公開情報から。一昨日(2016年6月8日)に6件、昨日(6月9日)に1件、届け出受理が公表されまして、合計317件になりました。

 ただし、届け出受理日が2016年4月1日以降のものは、新たなステージに入りましたので、届出番号は新たに「B1」から始まりました。2015年度のAシリーズは、「A310」までで打ち止めです。

 6月8日に公表されたのは、次の6件です。届出番号(届出日)、届出企業、商品名等、機能性関与成分、の順に紹介します。

B1(2016/04/14) フジッコ サプリメント「きらめきアイ」 ルテイン、ゼアキサンチン

B2(2016/04/14) フジッコ サプリメント「うるるん姫」 ヒアルロン酸Na

B3(2016/04/19) 雪印メグミルク ヨーグルト「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト 宅配専用 70g」 ガセリ菌SP株

B4(2016/04/19) 雪印メグミルク ドリンクヨーグルト「恵 mrgumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ 宅配専用 100g」 ガセリ菌SP株

B5(2016/04/20)ファイン サプリメント「ふしぶしの恵グルコサミン」 グルコサミン塩酸塩

B6(2016/04/21) 理研ビタミン サプリメント「クロセチンアイ」 クロセチン

 機能性表示食品の“いの一番”「A1」を射止めたのはライオンでしたが、「B1」はフジッコになりました。

 6月9日に公表されたのは、次の1件です。

B7(2016/04/22) 東洋新薬 サプリメント「ターミナリアベリリカタブレットT」 ターミナリアベリリカ由来ポリフェノール(没食子酸として)

 これらの中で機能性関与成分の新規は、理研ビタミンの「クロセチン」と、東洋新薬の「ターミナリアベリリカ」です。

 それぞれ、これまでの日経バイオテクONLINEの記事リストを以下に掲載します。

※クロセチン
[2014-6-11]
抗加齢医学会で食品機能性表示を3日間連続討論、24社31素材が俎上に
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140611/176916/

[2012-8-20]
理研ビタミン、クロセチンはPGE2の産生減らして紅斑を抑制、
美容皮膚科学会でポスター賞
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20120820/162821/

[2008-9-5]
総医研が日本ハムと共同開発したドリンク「サイエンスワン」は8月発売、
抗疲労ヒト検証の指標は8-OHdG、イソプラスタンとTGFβ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/5735/

※ターミナリアベリリカ
[2015-12-18]
機能性医用食品学会で機能性素材の企業関連発表が30件超
お茶の水女子大・東洋大の発表が多数
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/092800003/121800250/

[2013-4-8]
東洋新薬、農芸化学会2演題をニュースリリース、薬学会は3演題
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130408/167323/

[2005-9-16]
東洋新薬、ターミナリアベリリカのダイエット効果を生薬学会で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2003/2075/

 理研ビタミンのクロセチンのサプリメントは10年以上前から発売されています。「クロセチンは、パソコン作業などによる目の疲れから生じるピント調節機能の低下を緩和し、目の調子を整えることが報告されている」旨の機能性表示食品の表示をこの夏頃から開始する見込みです。クロセチンの1日目安量は7.5mg。届出内容によると、06年から2014年までの累計で約300万個相当の販売実績があるとのことです。

 東洋新薬は、ターミナリアベリリカについてヒト介入試験の成果を元に、次のような機能性表示を行います。「ターミナリアベリリカ由来ポリフェノール(没食子酸として)が含まれるので、食後に上がる中性脂肪を抑える機能がある。脂肪の多い食事を摂りがちな方、食後に上がる中性脂肪が気になる方に適した食品」。この素材の説明については、上に記事見出しを掲載した11年前の記事から、引用します。「東南アジア地域の森林に生息する落葉大樹でオリーブのような果実が実る。インドの伝承医学であるアーユルヴェーダに根付き、肝臓や胃腸などの不調に多用され、抗高脂血症作用や抗酸化作用などが報告されてきた機能性素材だ」

 それから今週ぜひお読みいただきたいのは、酵素の健康機能に関する記事です。

[2016-6-7]
広島大の加藤範久教授ら、麹菌の酸性プロテアーゼで腸内ビフィズス菌が増加
天野エンザイムとの共同研究成果を発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/06/06/00873/

 この関係では、食品安全委員会の説明内容について3週間前のメールに記載しました。このメールもぜひ、ご参照ください。

[2016-5-20]
【機能性食品 Vol.238】、パプリカのレプリカ、海ぶどう、郷ひろみと日本抗加齢医学会、医学会、医師会
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/mag/foodmail/16/05/27/00023/

 5月の日本栄養・食糧学会での発表については、上記の酵素の記事と、イミダゾールジペプチドの記事を、今週載せました。フリーランスの松岡真理さんが学会での取材を元にまとめました。

[2016-6-7]
マグロ赤身やカツオ、サケは夏疲れ対策のイミダゾールジペプチド補給源
東海物産が定量法の確立と測定結果を栄養・食糧学会で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/06/06/00872/

 今週は火曜日(6月7日)から木曜日(6月9日)まで、第16回日本蛋白質科学会を福岡市で取材しました。「蛋白質科学」なので酵素の話題も盛りだくさんでした。

[2016-6-8]
第16回蛋白質科学会でクライオ電顕の話題相次ぐ
構造生命科学の革新技術クライオ電顕も中国が“爆買い”
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/06/08/00876/

 併せて福岡では、先進ゲノム支援の九州大学の拠点や、ゲノム編集ツールのお話もうかがえました。

※※日経バイオテク 機能性食品メールの新規登録はこちらから
http://passport.nikkeibp.co.jp/bizmail/food-sc/index.html

 原則毎週金曜日に配信している日経バイオテク機能性食品メールに掲載している記者によるコラムを掲載します。

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