【日経バイオテクONLINE Vol.3129】

日本農芸化学会、日本ゲノム微生物学会、日本育種学会、日本生態学会、日本蚕糸学会、 水産学会と環境DNA

(2019.03.27 08:00)
河田孝雄

 こんにちは、日経バイオテク編集の河田孝雄です。

 今日水曜日(2019年3月27日)は東京農業大学世田谷キャンパスで開催されている日本農芸化学会2019年度大会を取材しております。

 今月は春学会のシーズンです。バイオテクノロジーの中核の学会を相次ぎ、取材しております。

 ヒトの健康に寄与する、という意味でヒトの研究に多くの研究資源が投じられていますが、微生物を含む生態を解析することが、ヒトの健康にも大きな寄与をします。日経バイオテクONLINEなどで報道してまいります。

 3月6日から8日まで首都大学東京南大沢キャンパスで開かれた第13回日本ゲノム微生物学会年会、3月15日から19日まで神戸市で開かれた第66回日本生態学会大会、3月16日から17日まで千葉大学西千葉キャンパスで開かれた日本育種学会第135回講演会、3月22日から23日まで東京農工大学小金井キャンパスで開かれた日本蚕糸学会第89回大会、をそれぞれ取材しました。

 今週後半は3月26日から29日まで、東京海洋大学品川キャンパスで開催の平成31年度日本水産学会春季大会を取材します。魚のゲノム編集技術の改良などの成果を報じて参ります。

 これらの学会で共通する“マイブーム”は、環境DNA(eDNA)です。

 従来法に比べて数十万倍に解析能力が向上した次世代DNAシーケンサー(NGS)や、さらに1分子ロングリードのNGSの普及が進み、eDNAの研究がおもしろくなっています。論文発表予定などにも配慮して記事内容を精査中ですが、順次、報じてまいります。

 海水中のDNAを解析して生息している魚類を調べる日本発のDNAメタバーコーディング技術が、世界標準になりつつあるということもうかがいました。

 対象生物のDNAを抽出してゲノム解読を行うことや、対象生物のお腹の中から抽出したDNAのメタゲノム解析により、食性を調べるという研究なども飛躍的に発展しています。Oxford Nanopreも威力を発揮していますし、現場で利用しやすい日本企業の装置も近く発売されます。

 人間の健康に寄与するeDNAの研究分野が発展することを楽しみにしております。

 昨日(3月26日)午後には、日本農芸化学会と日本ゲノム微生物学会との合同企画で「農芸化学応用微生物学とゲノム科学の接点」が開催されました。

 バイオ研究者やバイオ産業に携わる方、約5万人に向けて月曜から金曜まで週5回配信している日経バイオテクONLINEメールに、水曜日と金曜日に掲載している記者によるコラムを掲載します。

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