おはようございます。副編集長の久保田です。皆さんが予想した通り、今年のノーベル生理学・医学賞は、京都大学高等研究院特別教授の本庶佑氏らが受賞することになりました。

 私は当日、受賞に備えて関西に待機しており、大阪大学と京都大学、どちらの会見にも対応できるよう、新大阪駅の御堂筋線と新幹線の改札の真ん中あたりにスタンバイし、携帯電話でノーベル財団の発表を見ていました。18時32分ぐらい、スウェーデン語でJames Allison氏の名前が呼ばれた瞬間に、本庶氏の受賞を確信。新幹線の改札に向かってダッシュして、19時20分からの会見に何とか間に合いました。ただ、今回、1人だけでノーベル賞受賞会見に対応する限界も実感した次第です。

 さて、先月公開した特集はもうお読みいただいたでしょうか。

特集◎低分子薬で核酸を標的に
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/082400016/091900064/

 米国では現在、核酸を狙うのに、核酸医薬に次ぐモダリティとして、低分子薬に注目が集まっています。mRNAやDNAの特定の部位に結合し、スプライシングを調節したり、翻訳を制御したりする低分子化合物を医薬品にしようという動きが本格化しているのです。同様の動きは日本でも徐々に表面化してきました。

 そこで、世界の動きを概観するとともに、日本での研究開発をまとめたのが今回の特集です。特集と連動して、10本の記事を公開しましたので、そちらも併せてお読みください。

特集連動記事◎上智大近藤氏、「一本鎖で多様な構造取るRNAは創薬標的として魅力的
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/18/09/19/04732/

特集連動記事◎Veritas In Silico、低分子事業立ち上げ核酸を標的に低分子薬開発へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/18/09/19/04733/

特集連動記事◎リボルナバイオサイエンス、mRNAを創薬標的に低分子薬を開発へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/18/09/19/04734/

特集連動記事◎阪大中森氏、「リピート病でみられるヘアピン構造を標的に特異性高く」
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/18/09/19/04735/

特集連動記事◎阪大中谷氏、「ミスマッチ塩基対などに作用する化合物から低分子薬を」
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/18/09/19/04736/

特集連動記事◎甲南大三好氏ら、「分子クラウディング下での核酸の構造が重要に」
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/18/09/19/04737/

特集連動記事◎北大廣瀬氏、「lncRNA狙った創薬には構造体の立体構造の理解が重要
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/18/09/19/04738/

特集連動記事◎京大萩原氏、「独自のフェノタイプアッセイ核に基礎研究も創薬も」
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/18/10/03/04796/

特集連動記事◎富山大甲斐田氏、「スプライシング下流の機構解明による創薬へ期待」
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/18/10/01/04784/

 加えて、日経バイオテクでは、12月5日、このテーマでセミナーを開催します。核酸を狙うに当たり、核酸医薬と低分子薬は何が違うのかなど、特集に盛り込めなかったテーマについても議論したいと考えています。核酸を標的にした低分子薬にご興味のある方はもちろん、核酸医薬の研究開発に取り組まれている読者の方々もぜひ、ふるってご参加ください。

◆セミナー「低分子薬で核酸を標的に」◆◆◆
【開催】2018年12月5日(水) 13:00~17:30 (開場12:30)予定
【会場】日経BP社 本館5Fセミナーホール(東京・神谷町)
https://nkbp.jp/2xWo1iG
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https://nkbp.jp/2Q8e74T
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