【日経バイオテクONLINE Vol.2733】

150件のミーティングを断った企業もあった、BIO 2017

(2017.07.28 08:00)
山崎大作

 日経バイオテクの山崎です。

 先月、米国サンディエゴで開催されたBIO International Convention(BIO) 2017に参加してきました。

https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/082400017/071900015/

 大会期間中に、提携などについて話し合うミーティング数は前年比16%増の4万1400件。ただ、この中には医薬品製造受託機関(CRO)などとのミーティングも入っており、製薬企業やベンチャー企業間での導入・導出を目的としたミーティングは8000件だったそうです。年内にも進行性多発性硬化症治療薬のフェーズIIbの結果が出る米Medicinova社では、150件のミーティングを断らざるを得ない状況だったとか。医薬品の開発が難しくなる中、製薬各社はベンチャーやアカデミアが開発したシーズの取り込みに必死になっている状況が伺えます。

 米国での提携が一巡する中、日本のベンチャーやアカデミアへの世界からの注目も高まっているのではないでしょうか。数年前より、世界大手各社が日本でオープンイノベーションのための組織を立ちあげたり、ミーティングを開催したりする動きが活発化していますし、例えばドイツBoehringer Ingelheim社は、今月だけでも京都大学や国立がん研究センターとの提携を発表しています。

 ただ、日本のバイオベンチャーについては、どこに、どのようなベンチャーがあるかさえも共有されておらず、情報を把握しにくいのも事実ではないでしょうか。

 日経バイオテク編集部では、6月29日に『バイオベンチャー大全2017-2018』を発刊しました。北海道から沖縄まで国内の未上場バイオベンチャーの153社に取材した結果をまとめたものです。加えて、アンケート回答によって得られた、バイオベンチャー58社の企業情報も収録。企業プロフィールから、共同研究や提携先の重点領域までをディレクトリ化しました。2017年7月31日までは発刊記念特価で17万円(税込み)です。ご興味のある方はお早めに。

https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/info/books/170629/index.html

 バイオ研究者やバイオ産業に携わる方、約5万人に向けて月曜から金曜まで週5回配信している日経バイオテクONLINEメールに、水曜日と金曜日に掲載している記者によるコラムを掲載します。

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