【日経バイオテクONLINE Vol.2724】

米国のバイオアクセラレーターは何を示してくれるか?

(2017.07.14 08:00)
山崎大作

 日経バイオテクの山崎です。

 バイオベンチャーが思うように成長していない、という話題で話をする際、「日本に十分な事業のアクセラレーターやインキュベーターがいない」という意見を聞くことがあります。アクセラレーターやインキュベーターは、どちらも技術はあってもビジネスモデルが確立していなかったり、営業力が弱いベンチャーを、外部のメンターの力を借りたりしながら集中的に支援する役割を持っています。

 日本でも、独立系ベンチャーキャピタルのBeyond Next Ventures(東京・中央、伊藤毅社長)がアクセラレーションプログラム「BRAVE」を運営したり、米500 Startups社と神戸市が今夏、アクセラレーションプログラム「500 Kobe Accelerator」を開催するなどの動きが出てきていますが、まだまだ一般的とは言えません。

 そんな中、デジタルガレージなどが主催する「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2017 TOKYO」(http://ncc.garage.co.jp/ja/)が東京・虎ノ門ヒルズで7月25日と26日に開催され、米IndieBio社のRon Shigeta氏や米PureTech Health社のBharatt Chowrira社長といった米国のアクセラレーターやインキュベーターが登壇してバイオ分野での起業の育成方法について話をしたり、バイオのエコシステムについても議論されるそうです。日本からはヒューマン・メタボローム・テクノロジーズなどを生み出し、日本でバイオのエコシステムを構築している山形県鶴岡市の慶應義塾大学先端生命科学研究所を率いる冨田勝所長などがお話される予定です。

 日経バイオテクが主催するイベントではありませんが、日本におけるバイオベンチャー育成のヒントがあるかもしれないということで、我々も注目しているイベントとして、ご紹介させていただきました。

 バイオ研究者やバイオ産業に携わる方、約5万人に向けて月曜から金曜まで週5回配信している日経バイオテクONLINEメールに、水曜日と金曜日に掲載している記者によるコラムを掲載します。

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