【日経バイオテクONLINE Vol.2707】

「バイオベンチャー大全2017-2018」を6月29日に発行します

(2017.06.21 08:00)
橋本宗明

 皆様、おはようございます。日経バイオテク編集長の橋本宗明です。

 ちょっと前から時折話題にしてきましたが、編集部の総力を挙げて取材、制作した書籍、「バイオベンチャー大全2017-2018」を6月29日に発行します。既に印刷会社にデータはお渡しして、刷りあがってくるのをまだかまだかと首を長くして待っているところです。

 バイオベンチャー大全は日本の有力バイオベンチャーを紹介することを目的とした書籍で、実は10年以上前に2回ほど出した書籍の続編となります。最初に出版したのは2005年で、この時には未上場バイオベンチャー100社と上場バイオベンチャー16社を取り上げました。続いて2007年に出版した「バイオベンチャー大全2007-2008」では未上場バイオベンチャー114社と上場バイオベンチャー17社とを取り上げました。

 この書籍は、バイオベンチャーへの投資やバイオベンチャーとの提携などを検討している企業向けの書籍なわけですが、残念ながら2回目の書籍を出した後にリーマンショックで投資環境が冷え込んだことなどから、続編の出版は見送っておりました。ただしその後も、続編は出さないのかというお問い合わせを多数いただいていたので、今回出版の機会を設けることができて良かったです。

 バイオベンチャー大全2017-2018では、未上場のバイオベンチャー153社を取り上げました。上場企業40社については、既に詳細な企業情報などの情報開示がなされていることを勘案して、未上場バイオベンチャーと同列に取り上げるのはやめ、株価の動向と共に各社の状況を簡単に紹介するにとどめました。

 本書の編集に際して、編集部でリストアップしたバイオベンチャーは約1000社に上ります。正確には大学発ベンチャーと、我々がリストアップしたバイオベンチャーとでは定義が異なりますが、2001年に当時の平沼赳夫経済産業大臣が打ち出した「大学発ベンチャー1000社計画」で目指したものと同程度の企業の層の厚みが、バイオ産業にようやくできつつある状況です。

 この間に日本では大学発ベンチャーやバイオベンチャーを振興するための様々な施策が実施されてきました。とりわけ2012年12月に第2次安倍内閣が誕生すると、その成長戦略である「日本再興戦略」の中でベンチャーの加速をうたい、ベンチャー投資を促進したり、関連の人材を育成するための様々な施策が打ち出されてきました。2013年度の補正予算では総額1000億円を投じて4つの国立大学法人傘下にベンチャーキャピタル(VC)を設立して大学の研究成果の実用化加速を図る「特定研究成果活用支援事業」を開始しました。この大学ファンドが呼び水となり、民間からのベンチャー投資も活発化しています。さらに、製薬企業は研究開発を効率化するためにオープンイノベーションの取り組みが不可欠になっており、製薬企業のベンチャーを見る目も様変わりしました。

 こうした状況を背景に、バイオベンチャーへの投資を検討しているVCや、バイオベンチャーとの提携などを検討している製薬企業を主な読者に、普段入手しにくい未上場バイオベンチャーの情報をお伝えしようと、本書籍の出版を企画しました。取材対象になったバイオベンチャーの方々の協力を得て、日本のバイオベンチャーの現状を把握するのに十分な情報を掲載できたのではないかと自負しています。高額書籍となってしまって恐縮ですが、ぜひともお求めいただき、活用いただければ幸いに存じます。

 「バイオベンチャー大全2017-2018」の詳細はこちら

 また、6月29日開催の「創薬パイプライン研究セミナー」、7月10日開催の「ゲノム編集が生み出す新ビジネスセミナー」とも、まだ参加者を募集中です。ぜひ参加をご検討ください。

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 ゲノム編集が生み出す新ビジネスセミナーの詳細はこちら

 本日はこの辺りで失礼します。

              日経バイオテク 橋本宗明

 バイオ研究者やバイオ産業に携わる方、約5万人に向けて月曜から金曜まで週5回配信している日経バイオテクONLINEメールに、水曜日と金曜日に掲載している記者によるコラムを掲載します。

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