【日経バイオテクONLINE Vol.2652】

シリコンバレー流ベンチャー経営の極意

(2017.03.31 08:00)
橋本宗明

 皆様、おはようございます。日経バイオテク編集長の橋本宗明です。

 日経バイオテク編集部では、今年6月に日本のバイオベンチャーを紹介する書籍を発行しようと計画しており、編集部全員で全国を取材で飛び回っています。編集部の者から取材の依頼があったらぜひご協力いただきたく、よろしくお願いします。よく、「取材を受けるとお金がかかるのですか?」と聞かれますが、そんなことはありません。もし、「有償で」という話があったら、当編集部からの依頼ではありませんのでお気を付けください。

 ベンチャー企業への取材で、色々な技術開発や事業プラン、ビジネスモデルの話を聞くのは実に楽しいです。それぞれの会社にそれぞれの夢があり、苦労があり、迷いや悩みがあるもので、どの会社も成功するよう応援したくなります。まだしばらく、新しいベンチャーを探しながら取材を続けていますので、この会社は面白いといった情報がありましたら、お問い合わせフォームなどから情報提供いただけると幸いです。

 バイオベンチャーといえば、先週初めから、米国はシリコンバレーのバイオベンチャーで10年以上に渡って研究者として過ごして来られた赤間勉さんによる連載「シリコンバレー創薬騒動」の掲載を開始しました。

シリコンバレー創薬騒動
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/031400018/

 赤間さんは元は協和発酵工業(現協和発酵キリン)に勤務する研究者でしたが、2001年夏から米Geron Corporation社で働きはじめ、2003年1月にレイオフされて、2番目の米バイオベンチャーとして2003年6月にAnacor Pharmaceuticals社に入社しました。Geron社をレイオフされてから新しい職場でスタートを切るまでの経緯を、「シリコンバレー転職騒動」というタイトルで、羊土社のBioベンチャーという雑誌に掲載されていたので、読んだことがあるという方もおられるかもしれません。

 その時の連載は、Anacor社に転職するところで終了していましたが、その後、昨年6月にAnacor社が米Pfizer社に買収され、赤間さん自身は12月にAnacor社を退社されたということで、今年2月の初めからご自身のブログでAnacor社時代を振り返った「シリコンバレー創薬騒動」の連載を開始されています。そこで、「そういうことなら日経バイオテクONLINEの読者に紹介させていただきたい」とお願いして、掲載させていただくことになりました。

 記事をお読みいただけると分かりますが、単にエピソードを振り返るものではなく、シリコンバレー流のベンチャー経営の極意が分かりやすくまとめられていて、これから米ベンチャーに飛び込んでみようかと思っている人たちが感触をつかむのに非常に役立ちそうです。日本とは経営環境が大きく異なるので、日本で同じやり方が可能かどうかは分かりませんが、米ベンチャーのやり方を知るのは日本のベンチャーの経営者などにとっても有用でしょう。

 元々がブログで公開されていたものですから、この連載は日経バイオテクONLINEの会員でなくてもお読みいただけるようにしています。赤間さんのブログでは既に6回分掲載されていたので、追い付くために日経バイオテクONLINEには3月21日からほぼ毎日記事を掲載してきましたが、本日からほぼ週1回のペースで記事を掲載していく予定です。優秀な人材の国外流出を後押しする意図はありませんが、米バイオベンチャーに興味がある若い人たちに、ぜひ読んでいただきたい新連載です。

シリコンバレー創薬騒動(第7回) 前に進む勇気とスピード
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/031400018/032900012/index.html

 本日はこの辺りで失礼します。

               日経バイオテク 橋本宗明

 バイオ研究者やバイオ産業に携わる方、約5万人に向けて月曜から金曜まで週5回配信している日経バイオテクONLINEメールに、水曜日と金曜日に掲載している記者によるコラムを掲載します。

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