日経バイオテク副編集長の山崎大作です。
 
 2016年11月11日から13日まで開催されたアジア細胞治療学会に参加するため、中国・北京に行ってきました。

北京でアジア細胞治療学会が開催、CARに注目集まる
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/16/11/20/01911/

 再生・細胞医療については、世界的にも医薬品医療機器等法を成立させて早期の実用化の未知を開いた日本への注目が集まっていると聞きますし、他国とのハーモナイゼーションも進んでいます。ですが、中国も負けてはいません。国としてヘルスケア産業の発展を掲げており、複数の日本からの参加者から「このような速度で症例数が増えているとは」と驚きの声が聞かれました。

 アジア細胞治療学会の下坂皓洋理事長によると、今回の開催も中国側からの強い要望によるものだったとのこと。また、イランも学会の開催に強い関心を示しているそうです。日本がアジアにおける覇権を簡単に握ることはできないようです。

 ただ困ったのが、中国からの参加者が発表者も含めて必ずしも英語を得意としていないこと。中国語の混ざったプレゼンテーションもありました。また、抄録も含めて中国語のみのセッションもあり、辛うじてアルファベットになっている部分からは興味があったため、ちょっと残念に感じました。

 ふと思い出すと、日本の学会でも「今回は海外からも多数参加しておられます」とのコメントがあるケースがありますが、それらの学会ではシンポジウムなどで英語のセッションが1本2本あるだけで、あとは日本語で行われていたように記憶しています。果たしてその際の海外からの参加者へのフォローはどのようになっていたのかが改めて気になった次第です。