皆様こんにちは。日経バイオテクの橋本宗明です。

 皆様にお届けしています日経バイオテクONLINE/PharmaBusinessのメールマガジンを、6月1日にモデルチェンジします。現在、平日の月水木金曜日の夕方配信しているところを、平日の月火水木金曜日の朝の配信に変更します。また、配信内容も少し変更して、月曜日は直近1週間の記事ランキングのメールマガジンを、火曜日と木曜日は宮田満が執筆するコラム「Wmの憂鬱」を紹介するメールマガジンを、水曜日は編集部員のコラムと直近1週間のセミナー、人材、製品・サービスの告知・PRに関するメールマガジン、金曜日は編集部員のコラムと記者発表に関するメールマガジンをそれぞれお届けします。どうぞよろしくお願いします。

 さて、昨日、東証マザーズに上場している米Acucela社が、米国で実施していたエミクススタトのドライ型加齢黄斑変性(AMD)を適応症とするフェーズII/IIIで主要評価項目を達成できなかったと発表しました。開発に関わってきた人や、医薬品になることを期待してきた人には大変残念な結果ですが、同社では引き続きエミクススタトの今後の計画について検討する他、技術導入や自社研究開発に取り組んでいくとしています。社長の窪田良さんはこれまで何度も窮地に陥りながらもピンチをチャンスに変えてきたエピソードをお持ちの方なので、今回もあきらめずに逆点打を放たれることを期待しています。

 当初「6月中に発表」としていた今回の結果を同社が発表したのは26日の朝でしたが、その前日に株価がおかしな動きをしたことが気になります。同社の株価は4月半ば以降、4000円前後で推移していたのですが、先週終りごろからするすると上昇し始め、25日も始値から800円近く上昇して7700円を付けたのですが、午後になって急落して最後はストップ安となりました。情報漏れが疑われてもおかしくない動きです。

 バイオベンチャーは株価が乱高下しがちで、それを好んで投資する人がいるのは確かですが、おかしなことが起こるようでは投資家に敬遠されかねません。かつて、2006年1月のライブドアショックの後、バイオ株は軒並み値を下げ、最初は1000でスタートした日経BP・バイオINDEXは100台まで下落し、長く低迷を続けました。現在のように400台、500台で推移しているのは、投資家がバイオベンチャーに目を向けるようになったからです。

 その投資家が再びバイオから離れて上場ベンチャーの株価が下落すると、未上場のバイオベンチャーの上場が困難になったり、ベンチャーキャピタルがバイオベンチャーに投資しなくなったりしてバイオ界全体に影響が及びかねません。その事態を避けるためにも、インサイダーなどの不正な行為は当然あってはならないことです。特にこのところバイオベンチャー向けのファンドなども充実し、新しいバイオベンチャーの設立も活発になりつつあっただけに、その足を引っ張るような事態にならないことを祈ります。

 最後になりましたが、6月27日に追加開催する「エクソソーム創薬」のセミナーは、現在参加社を絶賛募集中です。ぜひご参加をご検討ください。

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 皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

          日経バイオテク 橋本宗明