画像のクリックで拡大表示
画像のクリックで拡大表示

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【日経バイオテク/機能性食品メール】
     【2015.12.4 Vol.216】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 原則として毎週金曜日に「日経バイオテク/機能性食品メール」をお届けしております日経バイオテクの河田孝雄です。

 まずは恒例の機能性表示食品の届出書受理の公表情報から。この1週間では、木曜日(12月3日)に4件、今日金曜日(12月4日)に3件が加わり、合計158件になりました。

 今日は、アミノアップ化学のサプリメント「Oligonol(オリゴノール)」(届出番号:A156、届出日:2015年10月7日)の届け出受理が公表されました。機能性関与成分名は「低分子化ライチポリフェノール」。「低分子化ライチポリフェノールは運動で生じる身体的な疲労感を軽減する機能があることが報告されている。運動による身体的な疲労を自覚している方に適した食品」という旨を表示します。

 オリゴノールは、北海道食品機能性表示制度(愛称:ヘルシーDo)の認定でも実績が多数あります。アミノアップ化学が今後、機能性表示食品制度とヘルシーDoの制度をどのように活用していくか、注目です。

[2015-7-29]
AHCC研究会のICNIM2015に20カ国から424人、
優秀研究報告賞はアスパラガス
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150729/186577/

[2015-7-7]
山崎製パンがヘルシーDo「ランチパック」を全道で発売、
アミノアップのオリゴノール配合
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150707/186101/

[2015-4-23]
アミノアップ化学、機能性表示食品の届出書を先週送付
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150423/184144/

 木曜日の4件の中からは、森永乳業の初の届け出受理を紹介します。サプリメント「ビヒダスBB53」(届出番号:A143、届出日:2015年9月25日)について、「ビフィズス菌BB536には、腸内環境を良好にし、腸の調子を整える機能が報告されている」旨を表示します。

 このビフィズス菌BB536について森永乳業はこれまで多くのエビデンスの蓄積を進めており、ヨーグルトについては、お腹の調子を整える特定保健用食品(トクホ)で販売されています。

 機能性表示食品でも先に、ファンケルがサプリメント「快腸サポート」(A143、2015年9月25日)の届け出が受理されました。

 さて今日は、東京大学大学院農学生命科学研究科の弥生講堂で開かれている第5回共同開催フォーラム「食科学の近未来-守りと攻めの備えは万全か-」に参加しております。2日目の今日はまずは、花王の安川拓次エグゼクティブ・フェローが「エコナの問題と食の安全について」と題して発表しました。印刷物になったばかりの花王ヘルスケアレポート別冊「エコナと食の安全・コミュニケーション~エコナ油 健康影響評価結果と今後に向けて~」も配布されました。

 このフォーラムでさきほど「食品の力で骨格筋機能を維持し健康寿命延伸を」と題した発表を行った、東京大学大学院農学生命科学研究科教授の佐藤隆一郎さんは、今週水曜日(12月2日)に神戸で開催されたBMB2015(第38回日本分子生物学会年会/第88回日本生化学会大会合同大会)のワークショップ「食品科学:食品の潜在能力を科学し、活用する」が、300人の会場が立ち見になるほどの盛況だったことも紹介しました。「追い風」が来ているのを活かしたいとお話しでした。このワークショップのオーガナイザーは、東京大の佐藤さんと、名古屋大学の内田浩二さんが務めまして、プログラムは次の通りでした。

2W10-1 【9:02】
化学的反応性からみる機能性食品成分の潜在能力
内田 浩二( 名大・院生農・応分生科)

2W10-2 【9:30】
緑茶カテキンセンシング機構の解明とその応用展開
立花 宏文( 九大・農院・生命機能科学)

2W10-3 【10:00】
食品成分による代謝改善効果の分子機構解析
佐藤 隆一郎( 東大・院農学生命科学・応用生命化学)

2W10-4 【10:28】
視床下部を介した栄養素による肝糖代謝調節
井上 啓( 金大・新学術創成)

2W10-5 【10:58】
紅茶ポリフェノールがもつ代謝エピジェネティクスの阻害作用を利用した新たな骨粗鬆症治療
西川 恵三( 阪大・IFReC・免疫細胞生物)

 残念ながら、この水曜日開催の神戸のワークショップは参加できませんでした。水曜日は、今日と同じ東大の弥生講堂で開かれた植物科学シンポジウム2015「ラボ」とフィールドを結ぶ植物科学」を取材しました。追って記事に反映してまいります。

 関連のシンポジウムは、先週土曜日(11月28日)に筑波大学で開催された内容を今週初めにまとめました。

[2015-11-30]
筑波大で植物ゲノム編集シンポ、
Minnesota大のVoytas氏と中国科学院Gao氏が2度目の来日
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/092800003/112900153/

 神戸のBMB2015では、ゲノム編集やゲノム修復の関連のシンポジウムやワークショップなどを木曜日(12月3日)に取材しました。ポスター発表も含め、記事とりまとめを進めております。

 神戸BMB2015でも、筑波大のシンポや東京大の植物科学シンポと同じく、内閣府SIPの成果発表が目立ってました。