新春展望2018

2018年は再スタートの年

(2018.01.01 07:00)
山田英=日本バイオテク協議会会長(アンジェス株式会社代表取締役社長)

 2018年は、風水では九紫中宮年に当たり準備期間だった2017年を経て、あらゆるものが生まれすべての物事が動き出すはじまりの年です。思い込みや長年の習慣を一度リセットし再スタートできる年です。

 日本バイオテク協議会は、2009年に発足、今年は10年の節目の年です。前身は、産業育成や医療政策に関し、バイオテク企業固有の課題を発信していく必要があるとの思いから、2007年にバイオテク企業有志で結成したサムライ会です。昨年は厚生労働大臣に「ベンチャー企業におけるイノベーションを評価する新たな薬価・材料価格制度の導入」等について要望書を提出し、中医協薬価専門部会で日薬連、PhRMA、EFPIA等に伍して「薬価制度の抜本改革に関する意見」陳述の機会を得ました。規制改革推進会議では「医療イノベーション促進のための規制の在り方」についてヒアリングを受けました。私たちは、今年を再スタートの年と認識し、今後とも革新的医療技術の創製に果敢に挑戦して参ります。皆様方のご理解とご支援をお願い申し上げます。

 さて、アンジェスは、昨年来HGF遺伝子治療薬(重症虚血肢)の申請を、またNF-kBデコイオリゴ(椎間板性腰痛症)およびDNAワクチン(高血圧)については臨床入りを目指して進めて参りましたが、いよいよ今年にこれらのプロジェクトが前進します。当社は遺伝子治療薬、核酸医薬およびDNAワクチンを主体とする遺伝子医薬の研究開発に特化して参りましたが、今までの成果を纏めながら次世代のプロジェクトを展望するステージを迎えます。九紫中宮年の通り当社にとってもリセットし再スタートする年であると認識しています。特に米国スタンフォード大学医学部にアンジェス研究所を開設し遺伝子治療薬の臨床開発や新しいシーズ発掘活動を本格的に進めて参ります。益々のご支援をお願い申し上げます。

日経バイオテク お薦めの専門書籍・セミナー

  • 新刊「世界の創薬パイプライン2018/2019」
    2018年7月31日発行!海外ベンチャーの創薬プロジェクトを大幅拡充。自社の研究テーマと関連するパイプラインの動向、創薬研究の方向性や競争力、開発状況の他社比較に有益なデータとして、自らのポジショニングを確認できます。
  • 「日経バイオ年鑑2018」
    最新データからわかる、バイオ分野の[開発][市場][産業]動向。バイオ事業戦略の頼れる味方。自社のR&D戦略を描くために、マクロな視点で将来を展望する一冊です。
  • 「バイオベンチャー大全 2017-2018」
    国内の未上場バイオベンチャーの企業データをすべて網羅しました。提携先を探し求める製薬会社にとって、投資先を探るベンチャーキャピタルにとって、自社の経営戦略を見極めるうえで有益となる重要情報を開示します。

PR・告知製品・サービス一覧人材・セミナー・学会一覧