新春展望2017

ゲノム編集学会、ゲノム編集センター、その先に!

(2017.01.03 00:00)
真下知士=大阪大学大学院医学系研究科共同研附属ゲノム編集センター・大阪大学大学院医学系研究科附属動物実験施設(兼任)准教授

 謹んで新年のお祝いを申し上げます。

 2016年4月、一般社団法人日本ゲノム編集学会(http://jsgedit.jp/)が設立されました。広島大学山本卓教授を会長として、第1回キックオフ大会が開催され、350人を超える研究者が集まりました。学会には、広報、教育実習、将来計画、国際、産学連携、倫理規制委員会が立ち上がり、研究者の情報交換、教育実習、産学連携、倫理規制に関する活発な議論が行われています。本年6月28-30日には、私が大会長として第2回大会(http://www2.med.osaka-u.ac.jp/gerdc/jsge2017/)を大阪で開催します。ぜひ、皆様のご参加をお待ちしています。

 2016年12月には、大阪大学大学院医学系研究科にゲノム編集センターが設立されました(http://www2.med.osaka-u.ac.jp/gerdc/)。ゲノム編集細胞の解析、モデル動物の作製を行う日本初の総合支援センターとして、大阪大学だけでなく国内外研究者のゲノム編集研究・開発の拠点になることを目指しています。ご支援とご協力をお願い致します。

 さらに、2016年度からは文部科学省新学術領域研究「先端モデル動物支援プラットフォーム」(http://model.umin.jp/)が始まっています。科研費獲得研究者に対して、モデル動物の作製、解析支援を行っています。植物では、SIP戦略的イノベーション創造プログラム「次世代農水産創造技術」(http://sip-nbt.agbi.tsukuba.ac.jp/)として、ゲノム編集技術の開発が進められています。

 ゲノム編集は、基礎生命科学研究から応用科学研究、再生医療や未来医療研究などの医療分野においても、必要不可欠な技術になっています。ゲノム編集を利用したヒト病気の治療法開発を目指すベンチャー企業が、米国に負けずと日本でも立ち上がろうとしています。2017年のゲノム編集に関わる医療研究開発分野に、大きな注目が集まっています。

 皆様に幸多き年となりますように。

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