新春展望2017

継続と発展

(2017.01.02 00:10)
川野隆清=サイフューズ代表取締役社長

 新年明けましておめでとうございます。2016年10月に株式会社サイフューズの代表に就任いたしました川野隆清でございます。

 2016年は年央に弊社事で本誌において様々な話題が取り上げられましたが、お陰様でようやく落ち着いたところでございます。この間、関係各社や多くの研究機関の皆様から大きな御支援と御協力を頂戴しました。ここに改めまして心より感謝と御礼を申し上げます。

 弊社は、細胞から人に移植可能な3D組織をスキャフォールドを使わずに作り出すという画期的な治療オプションを世に提供することをその使命として2010年に設立されました。この創業の理念を今後とも堅持して、弊社の基盤技術の発明者であり創業者でもある中山功一先生の想いを大切にしつつ、患者様のQOLの改善を目指して、事業を進めたいと思います。

 さて、弊社にとって2016年は、大きな変革の一年となりました。株主構成と経営チームの変更が行われ、10月から新たな体制で再スタートを切りました。新体制下で一部周辺事業の方向性についての見直しを行ったものの、主力事業の研究開発においては大きな変更は行わず、加えて下半期には幸いにも幾つか大きな前進を確認できましたことをご報告いたします。

 2017年は、再生医療事業分野においては、日本医療研究開発機構(AMED)をはじめとする国及び都道府県や多くの大学や研究機関との産学連携を図りつつ、実用化に向けてより一層深化した共同研究や開発を進めます。また一方、ビジネスへと繋げるには多くの企業の協力無しには成し遂げられません。本格的な協業関係を構築できる企業との事業連携を更に深めいていきたいと思います。そして一日も早く患者様に研究開発の成果をお届けしたいとの想いを胸に前進したいと思います。

 次に創薬支援事業分野においては、大学や企業の研究機関との共同開発に取り組んでおり、ある程度の具体的な成果が出てきているところです。バイオ3Dプリンターを用いて作製する細胞構造体アプリケーションが創薬分野においても具体的に社会貢献できることを大いに期待しています。

 2017年、サイフューズはバイオ3Dプリンターを活用した再生医療事業と創薬支援事業に注力し、新しい市場と産業を創出して日本のモノづくりの力を世界に発信していきたい、そのために社内一丸となって取り組んで参る所存です。本年も引き続き御指導と御支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

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