新春展望2017

臨床データが作り出す新しい世界

(2017.01.01 00:04)
末松誠=日本医療研究開発機構理事長

 患者さんの理解とインフォームドコンセントを経て得られたゲノム情報や画像を含む臨床データがセキュアに蓄積され、臨床的意義づけを行って患者さんに成果を返す仕組みを本格的に構築する元年である。

 また、医療ICTが学会や方法論で縦割りになるのではなく、「研究者のお互いがどういう情報をもっていて、どれとどれを組み合わせると患者さんにとって有用な還元ができるか」を本格的に探索する元年でもある。

 研究者の「生物学的特性」とも言えるデータの囲い込みを克服し、データシェアリングを難病のみならず成人病領域までに展開する。臨床のデータからどのような新しい基礎研究が生まれるかにも新年には期待したい。

日経バイオテク お薦めの専門書籍・セミナー

  • セミナー「低分子薬で核酸を標的に」
    2018年12月5日開催!核酸を創薬標的とした低分子薬の創薬研究に携わっているベンチャー企業やアカデミアの専門家を迎え、最新の研究開発状況、創薬手法、創薬の課題を考える。
  • 新刊「日経バイオ年鑑2019」
    この一冊で、バイオ分野すべての動向をフルカバー!製品分野別に、研究開発・事業化の最新動向を具体的に詳説します。これからのR&D戦略立案と将来展望にご活用ください

PR・告知製品・サービス一覧人材・セミナー・学会一覧