再生・細胞医療 産業化に向けた道標(第5回)

再生・細胞治療の特性を踏まえた薬価のあり方

(2019.04.10 08:00)1pt
花村 遼=アーサー・ディ・リトル・ジャパン プリンシパル、塩原 梓=アーサー・ディ・リトル・ジャパン マネージャー

 2019年に入り、新たな再生医療等製品の承認がさらに加速している。第1回の連載でも言及したが、2018年には、ニプロの自家細胞医薬「ステミラック注」が厚生労働省に承認され、2019年に入り、国内初の遺伝子治療製品となるアンジェスのDNAプラスミド製剤「コラテジェン筋注用」およびノバルティスファーマの抗CD19キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法「キムリア点滴静注」が承認された。さらに、ノバルティスファーマは、脊髄性筋萎縮症(SMA)を対象に遺伝子治療「AVXS-101」の承認申請をしている。2017年まで4製品だった国内の再生医療等製品がここにきて一気に7製品まで増加しており、複数の製品が承認申請中であるため、2019年中にはさらに増加する見込みである。

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花村遼
アーサー・ディ・リトル・ジャパン プリンシパル
 東京大学工学部卒業、東京大学工学系研究科修士課程修了。グローバルヘルスケア・ライフサイエンスプラクティスの日本のコアメンバー。ヘルスケア・ライフサイエンスおよびFMCG (食品・飲料、化粧品)領域を中心に全社・事業戦略、R&D戦略・新規事業創出、中計策定、マーケティング、M&A/提携戦略、事業性評価などのプロジェクト経験を有する。


塩原梓
アーサー・ディ・リトル・ジャパン マネージャー
 東京大学薬学部卒業、東京大学薬学系研究科修士課程修了。ヘルスケア業界を中心に全社・事業戦略、R&D戦略、新規事業創出、などのプロジェクト経験を有する。
 全6回に分けて多面的に再生・細胞医療の産業化に向けた方向性について議論する。従来の製薬産業から競争原理が大きく変わる再生・細胞医療の産業化に向けて、何が課題になっており、どういう打ち手が必要かを考察する。

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