イノベーションの系譜─ヘムライブラ誕生の舞台裏 第6回

候補抗体ACE910の創製

(2019.11.06 08:00)1pt
橋本宗明

 第三世代の二重特異性抗体の取得を目指した服部有宏たちの挑戦は、2006年11月に始まった。当時、既にヒト化抗IL6受容体抗体の「アクテムラ」が国産初の抗体医薬として承認されていたことには触れたが、それ以外ではヒト化抗HER2抗体の「ハーセプチン」、キメラ型抗CD20抗体の「リツキサン」、キメラ型抗TNFα抗体の「レミケード」などが既に日本で販売されていたが、ヒト化抗VEGF抗体の「アバスチン」は、まだ日本での承認取得には至っていなかった。

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橋本宗明
日経ビジネス編集委員、日経バイオテク編集委員
橋本宗明(はしもと ひろあき)  1987年京都大学農学部卒業、同年日経マグロウヒル社(現日経BP)に入社。2006年にバイオ産業の専門ニューズレター日経バイオテクの編集長に就任。以来、一時薬剤師向けの日経ドラッグインフォメーションの編集長を務めるが、10年以上にわたって日経バイオテク編集長を務め、日本のバイオテクノロジー産業や医薬品業界の研究開発と産業化の動向を報道してきた。2019年4月より現職。
 イノベーティブな製品開発はどのようにして成し遂げられたのか。国内バイオ企業が実現したイノベーションの舞台裏に、橋本宗明が迫ります。

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