過大評価された第二世代抗体

 2006年4月、富士御殿場研究所のゲノム抗体医薬研究部に所属していた斎藤浩之は本社への異動を命じる辞令を受け取った。斎藤は、服部の研究チームの一員だった。服部から血友病治療用の二重特異性抗体のアイデアを聞かされたときには、「抗体医薬で血液凝固因子の代わりができるのなら、患者や家族のニーズにピタリ合うだろう。ただ、実際にそういうものを作るのは可能なのだろうか」と思ったと振り返る。

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