驚きの中期経営計画

 第一三共は2016年3月、2016年度から始まる5カ年の第4期中期経営計画を発表した。その中で、2025年ビジョンとして「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業」という方針を打ち出して周囲をあぜんとさせた。確かにこの時期、第2相、第3相の開発後期にがん領域の候補化合物が5品目あり、がん領域のパイプラインは比較的充実していた。しかし、当時のグローバル品目は、高血圧症治療薬のオルメサルタン、抗血小板薬のプラスグレル、抗凝固薬のエドキサバンと、いずれも循環器領域だ。「研究開発部門ならともかく、営業や管理部門でがんと言われてピンときた者は少なかった」とある幹部は明かす。

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