免疫研究の道へ

 中外製薬の綜合研究所はJR山手線の高田馬場駅、および池袋駅から、それぞれ徒歩で10分から15分の所に位置し、学習院大学の裏側にあった。入社してすぐ、配属先の生物研究部の部長だった佐野肇さんから「何かやりたい研究があるか?」と問われて、「特にありません」と答えた。すると「新しい学問分野だが、将来は製薬企業においても重要な研究領域になると思うから」と、免疫研究に関する興味の有無を打診された。大学で取り組んだ研究領域とは全く異なる領域であったが何の抵抗も無く、「やってみたく思います」と勧められるままに従った。大学での研究テーマを継続したいという気持ちは無かったからである。

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