エピローグ

 自己免疫疾患は遺伝的素因に環境要因が加わり発症するといわれているが、治療の進んだ今日においても根本的原因はなお不明である。とはいえ、アクテムラが関節リウマチ患者に対して著明な臨床効果を発揮することから、IL6というサイトカインが関節リウマチなどの自己免疫疾患の発症、病態の進展に主要な役割を演じていることが明らかになったのは近年の長足の進歩と言って良いであろう。昨今、早期診断技術が進歩し、アクテムラによる早期治療が開始できるような時代がすぐそこまで近づいているようで、今後、関節破壊により日常生活動作に支障を来すような患者が世の中からいなくなる時代が到来することを心待ちにしている。

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