関節リウマチ患者を対象とした臨床第II相試験のキーオープン時に有効率を見た医学専門家の西本憲弘先生が、「アクテムラの有効率が90%に達すると思ったのだが……」と残念がったことについては第31回で紹介した。このときの先生の言葉は、その後日本で実施された第III相試験で見事に裏付けられることになる。SATORI試験と呼称された試験の結果であるが、著効・有効を達成した患者の割合が98%に及ぶという驚異的に高い有効率が報告されたのである(Nishimoto, Mod Rheumatol., 2009)。
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