日本と米国のビジネス戦略考

IT系投資家の後押しで躍進するリキッドバイオプシー分野のバイオ企業

(2019.08.05 08:00)1pt
橋本千香=ガラサス合同会社

 2018年度、新規上場(IPO)したバイオ企業のうち、最も注目を集めたのは米Moderna Therapeutics社だった。同社は、核酸医薬の一種であるmRNA医薬を創薬、開発するバイオ企業である。09年の創業からIPOに至るまで、提携や直接投資を通じ、26億ドル(約2800億円)超を獲得。2018年12月のIPO時、さらに6億2000万ドル(約670億円)を調達し、バイオ企業の歴史上、最大規模の資金調達となった。当時の時価総額も、約75億ドル(約8150億円)に達した。

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橋本千香(はしもと ちか)
米Gallasus社
橋本千香  日本企業の研究所に勤務後、渡米。シリコンバレーにて複数のバイオテク企業で欧米企業との共同研究開発等担当。米AGY Therapeutics社の創業に参加し、ビジネスデベロップメントを担当。その後、米Gallasus社を設立、バイオ・ライフサイエンス分野などの技術導入、ビジネス戦略立案、投資、買収などのコンサルティングに携わる。現在は日本に戻り、ガラサス合同会社(東京・千代田)でコンサルティングを継続中。米国シリコンバレーでのスタートアップ経験から、大学・研究機関のシーズの事業化を後押ししている。
 米国のバイオ業界で長年、コンサルティングを手掛ける橋本氏が、日本と米国の投資環境、事業環境の違いを踏まえながら、ビジネスディベロッピングについて解説します。米国での事業展開のヒントが満載です。

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