
「iPhone」「ニンテンドースイッチ」「プレイステーション」など、身の回りにあふれる電子機器。これらは日本や米国企業のブランドであるが、実際、その製造の多くは鴻海(ホンハイ)精密工業を筆頭とした台湾企業が手掛けている。彼らは基本的に自社でブランドを持たず、影のメーカーとして裏方に徹するため、一般的な消費者の目にはなかなか見えない。こうした水平分業(開発や製造の各段階で複数の企業が協力し合うこと)の事例は電子機器に限らない。華々しい創薬バイオベンチャーに注目が集まる一方、受託製造や原薬といった、一見地味に見える分野で成長を続けるバイオテク企業が次々と現れている。
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