初夏と秋冬季に2度のピークを迎える 中国の「猩紅熱」

 5月11日に終了するはずだった緊急事態宣言は5月31日まで延長することが決まりました。対象地域は愛知県や福岡県に広げるものの、宣言の内容は11日までより緩くするとの内容です。私が残念に思うのは、「経済は回したい」「コロナも抑えたい」「五輪は絶対やりたい」という政府の思惑が見え隠れしていること。日本には昔から、「二兎を追う者は一兎をも得ず」「虻蜂取らず」ということわざがありますが、『三兎を追う者は一兎をも得ず』、『虻蜂蚊取らず』の方が正しいのではないかと、友人たちとジョークを飛ばし合うしか私にはできません。


 一方、中国では3月末に、瑞麗市(中国南西部に位置する雲南省の自治州:ミャンマーとは川ひとつを隔てて国境を接する)で本土症例が見つかるや即座にミャンマーとの国境封鎖、交通規制、それに全住民に対する3ラウンドものPCR検査実施で、4月20日の2人以後『ゼロ報告』が続き、こちらは1カ月を待たず完全制圧に成功しました。よって、中国では全患者が輸入症例となり、2億人以上の人が五一節(ゴールデンウィークの連休)を満喫しました。こうした映像をテレビで見るにつけ、その制御力に感嘆させられます。

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