森田弁理士の特許“攻防”戦略

専門家すら勘違いをしている、ある特許要件について正確に理解する!

特許要件の1つである「進歩性」を判断するロジックを単純化
(2019.02.08 08:00)1pt
森田裕=大野総合法律事務所弁理士

 今回の記事では、新しい医薬モダリティーにおける更なる特許戦略(特許で守るか秘匿するかの戦略)を提案することを考えていた。しかし、提案の前提として、特許法が、効果の低い発明の保護が適しており、効果の高い発明の保護が適していないことの理解が進まなければ、これから提案する特許戦略を受け入れにくいと考え、今回は、特許制度上、効果の高さがどのように取り扱われているかを理解できるように、かみ砕いて説明することとした。

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森田裕(もりた ゆたか)
大野総合法律事務所弁理士
森田裕  東京大学理学部生物科卒業、東京大学大学院理学研究科生物科学専攻修士課程修了。理化学研究所にジュニアリサーチアソシエイトとして入職後、2006年3月筑波大学大学院人間総合科学研究科分子情報・生体統御医学専攻博士課程修了。06年4月に科学技術振興機構入構。2011年に弁理士登録し、2014年から現職。2014年12月から東京大学医科学研究所附属病院TR・治験センターにて特任専門員を兼任している。日本弁理士会バイオ・ライフサイエンス委員会2016年度、2018年度委員長。バイオベンチャー企業の知財支援に力を入れている。
 日本弁理士会バイオ・ライフサイエンス委員会2018年度委員長の森田弁理士が、バイオ業界の知財に関する課題や今後必要となる知財戦略について解説します。医薬品業界にバイオ技術が導入されてきたことで、業界の知財を取り巻く環境が日々変化しています。連載では、この環境変化と、変化に対応した知財戦略の在り方をお伝えします。

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