前回、私がいたベンチャーは出費に関して非常に慎重なマネージメントだったと書きました。しかし会社主催の各種パーティーイベントにはそれなりの予算が充てられていました。

 年末には、日本での忘年会に相当するような、ホリデーシーズンのパーティーやイベントを行います。私たちの会社では、VIPチケットで楽しむシルクドソレイユの公演が一番人気で、3、4回は行ったような気がします。VIP専用入り口から入った先に専用テントがあり、開演前にシャンパンやワインと豪華なオードブルが飲み放題、食べ放題。ショーの座席はもちろん特等席です。他にも船上ディナークルーズとか、人気のミュージアムを貸し切りでのディナーとか、アメリカのパーティーカルチャーの一端を体験させてもらえました。

 加えて毎年ではありませんでしたが、夏の平日日中にいろいろなレクリエーション施設でランチを取りながら遊びに行くという企画もありました。名前は忘れてしまいましたが、ボーリングやカーリングの親戚のようなゲームを屋外で行うものとか、horse shoe throwing(馬蹄投げ)といったものです。どれもシンプルな遊びですが、大勢でやるとそれなりに盛り上がります。

 会社の新規株式上場(IPO)や臨床試験のポジティブな結果などといった各種のマイルストーンでは、主に社内でケータリングによるスペシャルランチになりました。こういう時にもワインやシャンパンなどが用意されます。最初の新薬がbり食品医薬品局(FDA)から承認された時には、バスをチャーターして近所のお洒落なワイナリーで乾杯、眺めの良いテラスでお祝いランチをいただきました。

 今年も間もなくその季節ですが、ハロウィーンではほぼ毎年、仮装パーティーが行われ、投票によるアワードなどもありました。

 会社のオフィシャルなイベントではありませんでしたが、有志が企画するハッピーアワーも時々ありました。ハッピーアワーというのは、主にビールやワインと、チーズやチップスなど軽めのおつまみを用意して、金曜日の午後などに行う、出入り自由でゆるめな雑談イベントで、会社主催で行われることもあります。

 ちなみにハッピーアワーにはいろいろな形態があって、ホテルのロビーで行われていることもありますし、大学に行くと研究室や研究所単位で行われていたりもします。レストランでは、ある時間帯に幾つかのメニューが割引になったりします。

 シリコンバレーの著名なIT企業だと、車で4時間ほどのレイクタホという人気リゾートで、スキー場をまるまる貸し切りにしての社員旅行なんていう話も聞いたことがあります。やるときはやるという感じで、くっきりとしたメリハリが感じられますね。