厚労行政を斬る

合理的な新薬開発や承認審査を我が国は実現できるか

(2017.02.16 00:00)1pt
医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団理事長 土井脩

 医薬品医療機器総合機構(PMDA)は、このほど理事長名でRational Medicine Initiative(合理的な医療イニシアチブ)をうたい上げた。我が国の医療には患者の立場からも、医療経済の面からも、医療の質の面からも合理化すべき点が多いことは言うまでもないが、長年続いてきた医療慣習や、医療を取り巻くステークホルダー間での利害関係も極めて複雑で、とても合理的な医療という観点からの見直しは難しいのではないだろうか。

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土井脩(どい おさむ)
元厚生省大臣官房審議官、医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団理事長
1969年東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了、同年国立予防衛生研究所入所。79年厚生省(当時)に入省し、90年同省薬務局審査第一課長・新医薬品課長、92年同安全課長、94年同麻薬課長、95年医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構審議役を経て、96年厚生省大臣官房審議官(薬務担当・医薬安全担当)に就任。2001年まで審議官を務め、医薬品医療機器総合機構理事などを経て07年に医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団の前身となる日本公定書協会理事長に就任した。
元厚生省大臣官房審議官である医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団理事長の土井脩氏に、厚生労働省の最近の施策に対する批評や見解を寄稿していただく。

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