厚労行政を斬る

適正使用の徹底が求められる免疫チェックポイント阻害薬

(2016.04.11 00:00)1pt
医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団理事長 土井脩

 2014年7月に、世界に先駆けて根治切除不能な悪性黒色腫を対象として我が国が承認した免疫チェックポイント阻害薬である抗PD1抗体(ニボルマブ)は、その後非小細胞肺癌の適応でも承認された。現在、国内外において、各種の癌に対する高い有効性が臨床試験などで数多く示されており、癌患者にとってはまさに「夢の新薬」ともいえるものが登場した。

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土井脩(どい おさむ)
元厚生省大臣官房審議官、医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団理事長
1969年東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了、同年国立予防衛生研究所入所。79年厚生省(当時)に入省し、90年同省薬務局審査第一課長・新医薬品課長、92年同安全課長、94年同麻薬課長、95年医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構審議役を経て、96年厚生省大臣官房審議官(薬務担当・医薬安全担当)に就任。2001年まで審議官を務め、医薬品医療機器総合機構理事などを経て07年に医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団の前身となる日本公定書協会理事長に就任した。
元厚生省大臣官房審議官である医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団理事長の土井脩氏に、厚生労働省の最近の施策に対する批評や見解を寄稿していただく。

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