伊藤勝彦の業界ウォッチ
平成の薬史(6-2)抗体全盛期に「ソリリス」「エンタイビオ」などが登場
後期編:2009年(平成21年)から2019年(平成31年)
(2019.08.07 08:00)

伊藤勝彦=医薬品業界アナリスト
1989年(平成元年)1月から2019年(平成31年)4月まで続いた平成時代。この約30年間を前期、中期、後期の3つに分け、医療用医薬品市場における栄枯盛衰を、医薬品業界アナリストの伊藤勝彦氏に振り返ってもらう連載の後期編である。後期は、中期と比較して多くの抗体医薬が承認された。さらに二重特異性抗体も発売になり、抗体自体も多様化した。平成後期に発売された抗体医薬を表1にまとめた(再掲載)。前回に続き、注目される抗体医薬を解説する。
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伊藤勝彦(いとう かつひこ)
医薬品業界アナリスト
医薬品業界アナリスト

薬学博士、薬剤師であり、国内の製薬企業で研究者として働いた経験を持つ伊藤氏が、世界の製薬・バイオ業界の現状についてデータを交えながら解説する連載。大手製薬の業績、新薬開発状況、売上高トップの医薬品の情報など、本コラムを通じてアップデートしてください。
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