伊藤勝彦の業界ウォッチ

2016年上半期、海外大手製薬の決算―米BMS社、米Eli Lilly社編

BMS社は「オプジーボ」が大躍進
(2016.09.01 00:12)1pt
伊藤勝彦

 米Bristol-Myers Squibb(BMS)社は、「オプジーボ」(ニボルマブ)が前年同期比9.5倍と大きく伸びた。オプジーボでは、順調に適応拡大が進んでいたが、非小細胞肺癌を対象とした試験では目的を達成できなかった。複数の主力製品が特許期間を満了して苦しんできた米Eli Lilly社では、新薬が育ち増収増益を達成、業績は底を打ったようである。2016年通期予想を上方修正した。

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伊藤勝彦(いとう かつひこ)
医薬品業界アナリスト
伊藤勝彦 薬学博士。薬剤師。1986年東京薬科大学卒、東京理科大薬学部修士課程修了後、吉富製薬(現田辺三菱製薬)入社。2001年からソシエテジェネラル証券、ドイツ証券で証券アナリスト業務に従事。日興アントファクトリーで、バイオベンチャー企業への投資業務を行う。投資先の免疫生物研究所では、株式公開業務の責任者として取締役経営企画室長を務めた。現職でバイオベンチャーの医化学創薬の代表取締役社長、ジェネティックラボの非常勤取締役を務めるほか、医薬品業界アナリストとして、創薬パイプラインの分析や製薬業界を分析する記事を日経バイオテクに執筆している。
薬学博士、薬剤師であり、国内の製薬企業で研究者として働いた経験を持つ伊藤氏が、世界の製薬・バイオ業界の現状についてデータを交えながら解説する連載。大手製薬の業績、新薬開発状況、売上高トップの医薬品の情報など、本コラムを通じてアップデートしてください。

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