伊藤勝彦の業界ウォッチ

2016年上半期、海外大手製薬の決算―英GSK社、英AZ社編

GSK社は増収も赤字転落、AZ社は減収減益
(2016.08.24 00:10)1pt
伊藤勝彦

 英GlaxoSmithKline(GSK)社は3つの事業セグメントで増収となった。2016年の上半期は、ポンド安となった為替は、GSK社の業績にプラスに影響した。パイプラインに関しては、3成分を配合する慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬候補を2016年中に欧米で申請を行うことを発表した。英AstraZeneca(AZ)社は、糖尿病治療薬が伸びたが、売上高上位3製品が減収となり苦戦した。2016年下半期には、中等度から重度の乾癬治療薬を目指す抗IL17受容体抗体のブロダルマブの米国での審査結果が判明する。

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伊藤勝彦(いとう かつひこ)
医薬品業界アナリスト
伊藤勝彦 薬学博士。薬剤師。1986年東京薬科大学卒、東京理科大薬学部修士課程修了後、吉富製薬(現田辺三菱製薬)入社。2001年からソシエテジェネラル証券、ドイツ証券で証券アナリスト業務に従事。日興アントファクトリーで、バイオベンチャー企業への投資業務を行う。投資先の免疫生物研究所では、株式公開業務の責任者として取締役経営企画室長を務めた。現職でバイオベンチャーの医化学創薬の代表取締役社長、ジェネティックラボの非常勤取締役を務めるほか、医薬品業界アナリストとして、創薬パイプラインの分析や製薬業界を分析する記事を日経バイオテクに執筆している。
薬学博士、薬剤師であり、国内の製薬企業で研究者として働いた経験を持つ伊藤氏が、世界の製薬・バイオ業界の現状についてデータを交えながら解説する連載。大手製薬の業績、新薬開発状況、売上高トップの医薬品の情報など、本コラムを通じてアップデートしてください。

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