塩野義製薬は特許満了を乗り越え、成長している数少ない会社の1つである。同社は脂質異常症治療薬のクレストール(ロスバスタチン)およびHIV感染症治療薬テビケイ(ドルテグラビル)とその配合剤であるトリーメクという大型パイプラインの創製に成功した。塩野義が高いパイプライン生産性を持つ理由について、我々は疾患戦略が一因と考えている。塩野義は大手製薬企業の中で珍しく癌領域にほとんど手を付けていない。競合が激しい癌領域を避け、他社が研究リソースを減少させた感染症領域に集中させることは、マイケル・ポーターが言う戦略の要諦である「何をしないかを明確にし、選択する」ことに他ならない。

この記事は有料会員限定です

会員の方はこちら
※Mmの憂鬱Premium会員が閲覧できるのは「Mmの憂鬱Premium」のコラム記事だけです
2週間の無料トライアルもOK!
購読・試読のお申し込み
※無料トライアルのお申し込みは法人に限ります。(学生や個人の方はご利用いただけません)