検証 企業価値

「異端製品」が貢献開始(タカラバイオ)

(2017.02.27 00:36)1pt
2017年02月27日号
山崎清一=いちよし経済研究所首席研究員

 2017年1月30日に、タカラバイオが2017年3月期第3四半期累計決算を発表した。営業利益は約27億円となり、前年同期を9割近く上回った。注目すべきはその中身だ。増益要因の約6割は研究用試薬を中心とする「バイオ産業支援事業」だが、約4割は先行投資を続けてきた「遺伝子医療事業」によるもので、腫瘍溶解性ウイルスHF10の契約収入が貢献した。バイオ産業支援事業の収入を活用して遺伝子医療事業を推進し、将来的に遺伝子医療事業で成長を加速するというのがビジネスモデルだ。実現への第一歩を踏み出した決算といえよう。

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