高橋淑子 理学研究科教授(理事補)らの研究グループは、胚発生の過程で管組織がどのように形成されるかについて研究し、FGF8という分泌蛋白質が重要な働きをもつことを見出しました。FGF8は胚内で濃度勾配をつくり、管の先端細胞が濃度の高い方へと向かって動く一方で、濃度が低いところでは細胞は上皮化をおこして安定な管構造を作ることがわかりました。さらに重要なこととして、FGF8の濃度勾配は胚全体の成長に連動して後方にシフトするために、管が胚の成長と同じ速度で伸長することを見出しました。ミクロ(管組織形成)とマクロ(体全体の成長)との連動メカニズムの発見です。

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