すべての生物は細胞分裂によって成長・増殖します。細胞分裂(=自己複製機能)は生命の定義とも言える、生物にとって必要不可欠な機能であり、その仕組みの究明は生物学・医学における最重要課題のひとつです。我々ヒトを含む動物細胞は、分裂期になると細胞膜の内壁に収縮環と呼ばれるリング状のバンドル構造をつくります。このリングが収縮し、細胞膜を巾着のようにくびり切ることで細胞は分裂します。これまでの分子細胞生物学的研究から、収縮環を構成するタンパク質や、収縮環の形成を制御するタンパク質が徐々に明らかになってきました。しかし、収縮環が自己組織的に形成される仕組みについては、未解明な部分が多く残されています。

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